箴言 18:1-20

箴言 18:1-20 JA1955

人と交わりをしない者は口実を捜し、すべてのよい考えに激しく反対する。 愚かな者は悟ることを喜ばず、ただ自分の意見を言い表わすことを喜ぶ。 悪しき者が来ると、卑しめもまた来る、不名誉が来ると、はずかしめも共にくる。 人の口の言葉は深い水のようだ、知恵の泉は、わいて流れる川である。 悪しき者をえこひいきすることは良くない、正しい者をさばいて、悪しき者とすることも良くない。 愚かな者のくちびるは争いを起し、その口はむち打たれることを招く。 愚かな者の口は自分の滅びとなり、そのくちびるは自分を捕えるわなとなる。 人のよしあしをいう者の言葉はおいしい食物のようで、腹の奥にしみこむ。 その仕事を怠る者は、滅ぼす者の兄弟である。 主の名は堅固なやぐらのようだ、正しい者はその中に走りこんで救を得る。 富める者の富はその堅き城である、それは高き城壁のように彼を守る。 人の心の高ぶりは滅びにさきだち、謙遜は栄誉にさきだつ。 事をよく聞かないで答える者は、愚かであって恥をこうむる。 人の心は病苦をも忍ぶ、しかし心の痛むときは、だれがそれに耐えようか。 さとき者の心は知識を得、知恵ある者の耳は知識を求める。 人の贈り物は、その人のために道をひらき、また尊い人の前に彼を導く。 先に訴え出る者は正しいように見える、しかしその訴えられた人が来て、それを調べて、事は明らかになる。 くじは争いをとどめ、かつ強い争い相手の間を決定する。 助けあう兄弟は堅固な城のようだ、しかし争いは、やぐらの貫の木のようだ。 人は自分の言葉の結ぶ実によって、満ち足り、そのくちびるの産物によって自ら飽きる。