種。それは何? どうして?サンプル
第1日 「種って何だろう?」
聖書で最初に『種』について書かれているのは、創世記の第一章であることは驚くことではないでしょう。創世記では、種について、そして神さまが種を創られた目的やデザインについての基本を学べます。(創世記 1章11節)
「神はまた言われた、『地は青草と、種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ果樹とを地の上にはえさせよ』。そのようになった。」(創世記 1章11節)
種(seed)は"Zara"(Strong's Concordance―ストロング番号付き聖書辞典などに記載)というヘブル語に由来し、これは「種をまく、種をまき散らす(to sow, scatter seed)」という意味です。この意味は創世記1章11節の後半を明らかにし、種がそれぞれの種類にしたがって増えていくことを説明しています。(創世記 1章11節)
この聖書箇所は、種についての最初の記述であり、同時に自然界についての最初の記述でもあります。(創世記 1章11節)この並行した二つの記述は意図的なもので、すべてのいのちは、何らかの種によって誕生成長し、増えていくことを説明しています。
ここから生まれる疑問は、とても重要です。もし種といのちが切り離せないとしたら、私たちの人生の種はどこで生み出され、それから何が起こるのでしょうか? もしすべてのいのちが種から生じているのだとしたら、私たちはどのような種から生まれたのでしょうか? そしてもっと大事な疑問は、これらが自分自身にとって何を意味するのかです。(創世記 1章12節)
「地は青草と、種類にしたがって種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ木とをはえさせた。神は見て、良しとされた。」(創世記 1章12節)
これからの数日間、私たちはこれらの疑問の答えを聖書から探します。安心してください。創世記1章12節で「神は見て、良しとされた」とあるように、神さまは種を良いものとしたことを覚えましょう。神さまが創られた、最初の種のデザインは完ぺきなものでしたし、私たちはこの堕落した世界に住んでいますが、神さまはどんな種も完全で完ぺきなものへと回復させる救いのご計画もお持ちです。(創世記 1章12節)
今日学んだ聖書のみ言葉を心にとめて考えてみましょう。そして、毎日の生活の中で、どんな種があるか探してみてください。今日存在しているすべてのものは、その起源までさかのぼることができ、それはすべて種によるものです。なぜなら、種が今日までをつなげたのだからです。
この読書プランについて
種はどこにでもあります。あなたの言葉、お金、子どもたち、そしてあなた自身が種なのです。では、これらの種はどのように働き、私たちにとってなぜ大切なのでしょうか? 聖書が何を教えているのか見てみましょう。そして、神さまと神さまのご計画に近づくために、聖書の教えをどう生活に生かすかを学んでいきましょう。
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