道の実践――イエスの弟子見習いとしてサンプル

Practicing the Way

5日中 2日

目標その1、イエスと共に

弟子見習いの育成において、イエスが「さあ、わたしについて来なさい」、とただ呼びかけることから始めたのは驚くにあたらないだろう。

イエスがアンデレとその友人を招いたのは、ただイエスの泊まっておられる所を見せるためだった。「そこで彼らはついて行って、イエスの泊まっておられる所を見た。そして、その日はイエスのところに泊まった。」(ヨハネによる福音書 1章 39節)

ルカによる福音書 10章 39節には、マリヤという弟子見習いのことが書かれている。「主の足もとにすわって、御言(みことば)に聞き入っていた。」

マルコによる福音書 3章 13節によると、イエスは弟子たちを「呼び寄せられた」ので、「彼らはみもと(イエスのところ)にきた」とある。これは、イエスと共に長い期間を過ごした何十人、何百人という信者たちのグループであっただろう。このような多くの弟子たちの中から、イエスは12人を特別な訓練のためにお選びになり、「イエスと共にいる」ようにされた。

これがイエスに弟子見習い入りする、最初でかつ最も重要な目標である。すなわち、イエスと共にいること。日常の中でイエスの臨在を意識し、イエスの言葉に注意深く耳を傾けることだ。イエスと共にいることを、あなたの生活の基本にすることだ。

イエスに従うことは3段階の公式ではないが、一連の段階がある。それは、型にはまった手順ではなく、成長の過程だ。

今日の読書プランと次の2日間で、この過程をたどっていこう。概略はこうだ――最初にイエスのもとに来て、イエスと共にいること。そしてだんだんとイエスのようになり、最終的には自然とイエスがこの世で行ったことを実践するようになる。

初代の弟子たちにも、このような経過が見られる ――彼らは数か月から数年かけて、ただイスラエルのあちこちでイエスの後をついて回り、イエスの足元に座っていた。とてもゆっくりと変わり始め、やがてイエスは宣教のために彼らを「つかわされた」(ルカによる福音書 9章 2節)。

もしかしたら、あなたはイエスに従い始めたばかりで、こう考えているかもしれない。一体何から始めればよいのだろう? まずはここから始めてはどうだろう? 目標その1、イエスと共にあれ。

「イエスと共にいることを深める」ことを考えると、何が思い浮かぶだろうか? 今日、一度数分間立ち止まって、内なるイエスのご臨在に、あなたの思いと心を立ち返らせることができるだろうか? どのようにして、実践すればよいだろうか?

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この読書プランについて

Practicing the Way

どのような自分になりたいだろうか? 70歳、80歳、あるいは100歳の自分を想像したとき、どんな姿をしているだろうか? 脳裏に浮かんだその姿に、希望が膨らむだろうか、それとも恐怖を感じるだろうか。この読書プランでは、ジョン・マーク・カマーが私たちに、霊的に成長し日々イエスのようになるための方法を教えてくれる。

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この読書プランを提供してくださった、ジョン・マーク・カマー(John Mark Comer)氏の『Practicing the Way』に感謝します。詳細は、こちらのウェブサイトをご参照ください。 https://practicingtheway.org