脱、無難な生き方サンプル
言い訳をやめる
恐怖心を克服しようと頑張っている人の多くは、過去にあまりに大きな失望に遭遇したせいで、自分の抱くすべての夢は失敗する、という有害な不安に毒されてしまっています。「もしも」の可能性で頭がいっぱいになると、信仰を持つ余裕がなくなります。最悪の結果を考えながら生きることは、おりの中で生きるようなもので、自由などありません。時がたつにつれて、自分の心を守ることと、制限することの違いが区別できるようになります。そして、神の目的に従って生きるすべての人に約束されている「良いこと」をあきらめるようにと、自分自身に言い聞かせることをやめられるようになります。
あなたは私の友、同志です。不安や過去の経験に左右される人生に甘んじることはありません。あなたの内で働いてくださる力が備えられています。より良い人生をつかむなど到底ムリ、という思い込みや、あらゆる精神的、感情的な束縛から解放してくれる力です。その力を働かせながら、同時に言い訳はできません。あなたの心も思いも、その手も解放されなければ、より良い人生は手に入りません。
言い訳をやめることは、考え、コミュニケーション、そして行動で実践しなければならない訓練です。「やります!」と宣言する余地しか、もう残されていないのです。個人的経験と、それがどのように自分を変えたかに正面から向き合ったときに、人は成長します。新しいパターンを作り、かつてない決意で前進することはできますが、過去に何があなたの道を阻んだのかを学ぶ必要があります。もし、癒やしと回復のための取り組みが、あなた以外の人の意見によるものなら、あなたの旅路は、進む前に、常に、他人の同意、承認が必要になってしまいます。
あなたの運命を多数決で決めないでください。あなたの身近な人は、失恋から立ち直る方法を知らないかもしれませんし、もっと悪いことには、自分の癒やしの必要から目をそらすために、あなたの不幸に付き合うのかもしれません。他人からの同意や容認によってあなたの癒やしを左右させるという誘惑を避けましょう。
「かつてのあなた」から「神が定めたあなた」への架け橋を作るのは、自分の弱さを知るレンガと、レンガをしっかりと接合する謙遜という漆喰(しっくい)です。そして、かつてあなたを傷つけたものでさえ、あなたをより良くするために役立つという、完璧なマスタープランのもとで作られます。言い訳をやめて、前に進むことを誓ったあなたの決意は、最初のレンガを積んだだけで、まだやるべきことがあるのです。
この読書プランについて
不安、疑い、恐れといった声に立ち向かわなければ、それらにあなたの人生が支配されることになります。これらの声を黙らせたり、無視したりはできません。この3日間の読書プランではサラ・ジェイクス・ロバーツ(Sarah Jakes Roberts)が、過去の経験から作られた自分の限界に挑み、強められ不動のものとされて不快なことをも受け入れる方法を紹介します。
More