御国がきますように。サンプル

Kingdom Come

15日中 10日

祈り

神よ、今日、ありのままのあなたにお会いしたいです。あなたがどんなお方かを正しく理解できますように助けてください。

メッセージ

今、今日の聖書個所を見て「昨日もこれ読んだよね?」と思われたでしょう。この節には、とても重要なことが二つ書かれていますので、二日に分けてお話しします。昨日は、神が心に働きかけることを成し遂げるというメッセージでしたね。今日は、私たちの霊的成長における恐れの役割についてです。

パウロは「恐れおののいて自分の救の達成に努めなさい」と言っていますが、この考え方には抵抗を感じるかもしれません。また今の時代に合わない古臭い宗教だと考えがちです。神を恐れるべき存在だとは思いたくはないでしょう?では、そのような考えがどう役立つのでしょうか?

例えば、あなたが幼い子供と海辺にいるとします。海を指さして「遊んでおいで、私はここで寝ているから」と子供に言いますか? 絶対にありえません!それはとても無責任ですよね?あなたは子供の手を取り波打ち際まで連れて行き、波がどれほどパワフルかを教え、波にさらわれないようにと注意するでしょう。子供に恐怖心を抱かせるのではなく、海は自分たちよりもはるかに大きくパワフルだということを、正しく理解させなければなりません。海がどんなものかも知らずに、走って水に入っていくようなことはさせられませんね。だからと言って、海を怖がって近づこうとさえしないのも困ります。楽しく遊ぶために海に行くのですから、バシャバシャと水かけっこをしたり、波とたわむれて遊ぶことを教えてあげるでしょう。海のようなパワフルなものに対しては、愛とリスペクトの適切なバランスがあるのです。

同じように聖書が神を恐れるようにと語るポイントは、神に恐怖心を抱かせることではありません。神は私たちの理解をはるかに超えた、偉大でパワフルなお方であるという事実を健全に尊ぶことです。そして主権者は私たちではなく神だと認識することなのです。神は万物をつくられた全能な創造主であり、私たちがコントロールしたり操れるお方ではありません!神は、お守(まも)りのようにポケットに入れて持ち歩けるような存在ではないのです。

こうしたことを知って、私たちは神から離れたいと思うでしょうか。むしろその逆です。健全に神を「恐れる」ことを知ると、神の愛が当然のものだとは思えなくなります。私たちの探究心がかき立てられ、ますます神に引きつけられるのです。

黙想

神とのつながりに欠かせないのは、神がどんなお方であるかを正しく理解することです。親友のように親しくしてくださる方だという考えに慣れてしまいますと、神の偉大さを見落としてしまいます。

ここで黙想のためにいくつか質問します……

神を小さな存在だと思っていませんでしたか?神をそのような存在だと思っていた結果は?どんなところで神の愛を当たり前に受け止めていましたか?

あなたのためとなる健全な神への「恐れ」が与えられ、神を大きな力のあるお方として理解できるように祈り求めましょう。そして、あなたを神との関係に招くために、その力をすべて捨て、十字架で苦しみを受けて死んでくださったほどの、とてつもない愛に感謝しましょう。

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この読書プランについて

Kingdom Come

イエスが「豊かな命」を与えてくださるなら、それを手にしたくなるでしょう。私たちは自分を変え、命に満ちた人生を得たいと望んでいます。では、何を変えればよいのでしょう? そして、どのように変えればよいのでしょう?『御国がきますように。(原題 "Kingdom Come")』では、神が招いておられる人生、今までとはまったく違う人生の新しい生き方を探ります。

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この読書プランを提供してくださったNorth Point Publishingに感謝します。詳細については、ウェブサイトをご参照ください。 http://northpoint.org