BibleProject | ルカの福音書と使徒の働きを学ぶ旅サンプル

BibleProject | ルカの福音書と使徒の働きを学ぶ旅

40日中 19日

ここでルカは、イエスの宣教のときに付き従った女性たちに焦点を当てます。彼女たちはイエスが処刑され、墓に入れられるのを見ました。そして、安息日の翌日、日の出とともに、朝早くイエスの墓に行きました。しかし、到着してみると、墓は開いていて空っぽだったのです。イエスの遺体はどこに行ったのかわからないまま、突然、光に照らされた二人の不思議な人物がどこからともなく現れ、イエスが生きていることを告げます。彼女たちは驚き、そこから走って行き、他の弟子たちに見たことをすべて話しました。しかし、その報告は弟子たちにはナンセンスに聞こえ、誰も信じません。

一方、エルサレムの郊外では、イエスの弟子たちはエマオという町に向かう道を歩いています。過越の祭りの週に起こったことを話していると、イエスが隣に来て一緒に歩き始めます。しかし、不思議なことに彼らはそれがイエスだとは気づかないのです。イエスは彼らと会話を交わし、彼らが何を話しているのかを尋ねます。彼らは悲しみながら説明し、またイエスがここ数日の出来事を知らないことに驚きます。イエスがイスラエルを救うだろうと思われていた力強い預言者であったが、処刑されてしまったことを説明します。ある女たちはイエスが生きていると言っていて、何を信じればいいのかわからないと言います。そこでイエスは、これこそ旧約聖書がずっと指し示し続けてきたことだと説明します。罪人である人々のために罪人のように苦しんで死ぬ。その様な王をイスラエルは必要としていたのです。この王は、復活によって正当性を証明され、それを受け取る者に真のいのちを与えるのです。しかし、二人の弟子はまだそれを理解していません。彼らは相変わらず混乱し、イエスにもっと一緒にいてほしいとせがみます。そこで、ルカは、イエスが彼らと一緒に食事をされる場面を記します。イエスは生前の最後の晩餐のときと同じように、パンを取り、祝福し、割いて彼らに与えました。これは、イエスの裂かれた体、十字架上の死の象徴です。そして、その割かれたパンを口にするとき、彼らの目は開かれて、イエスだと知るのです。この物語は、イエスの本当の姿を見ることがいかに難しいかということについて教えています。イエスの恥ずべき処刑を通して、どのようにして神の王としての力と愛が明らかにされたのでしょうか?弱さと自己犠牲と謙虚なイエスがどのようにして世界の王になったのでしょうか?これを理解するためには、イエスの逆転の王国を受け入れるには、私たちの心の変革が必要なのです。これこそがルカの福音書のメッセージなのです。

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この読書プランについて

BibleProject | ルカの福音書と使徒の働きを学ぶ旅

『ルカの福音書と使徒の働きを学ぶ旅』では、40日間をかけてこの二つの書を学びます。このプランは個人で、家族で、またスモールグループですることができます。短いアニメーションや分かりやすいまとめがあり、著者・ルカによる巧みな構成と流れを掴むことによって、イエスについてより一層深く知ることができるでしょう。

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