鉄は鉄をとぐ―旧約聖書のメンタリング Life-to-Life®サンプル

Iron Sharpens Iron: Life-to-Life® Mentoring in the Old Testament

5日中 5日

5日目 モルデカイとエステル

3日目ではナオミとルツの物語から、義母(はは)が義娘(むすめ)のメンターとなり重要な役割を果たす方法を学びました。今日は、神が永遠のために私たちを用いて、性別が違ったり年の差があったりするような親戚だとしても、その人生に影響を与えられることを知りましょう。

神の民が捕虜となり流浪していたころ、モルデカイはペルシャのスサに住んでいました。身寄りのないいとこのエステルを育て始め、エステルは彼にとって娘のような存在になりました。今日の読書プランでは、モルデカイがいかにまたとないタイミングでエステルのそばにいて導き、そしてそのエステルがいかに「またとないタイミング」で神の民とその敵対者たちの間に入り、溝を埋めるのに役立ったかを見ていきましょう!

10章からなるエステル記には、この思いもよらない若い女性が女王の位(くらい)まで上りつめる様子が描かれています。未熟で経験もなく捕虜であるヘブル人という立場のエステルは、熟練の年配者だけが与えることのできる導きが必要でした。

いとこのモルデカイはエステルにさまざまな場面でアドバイスをしました。エステルもそのアドバイスに耳を傾けるうちに、周囲の人々から好意を持たれるようになりました。あるとき、その国に住むユダヤ人を根絶やしにするという恐ろしい計画が持ち上がりました。モルデカイはエステルに神を信じて進むことを教え、神の民のために仲裁に入らせたのです。

そして神は介入しました! モルデカイの導きは、エステルの人生を変えただけでなく、一国の運命をも変えたのです。神はその民を救っただけでなく、やがて訪れる主イエス・キリストの降臨をも守られたのです。

実際のところ、人が人をつくるメンタリングのために、神が私たちを用いるときに神がどうされるのか、私たちにはわからないことが多いです。もちろん神はすべての人を愛し、それぞれがさらに神の似姿へと成長することを真剣に望まれています。この読書プランで人が人をつくる関係を見てきたように、神はこの世でみこころを行うために、いつもすばらしい方法を採られるということです。その中にはあなたや私のような普通の人々がいるのです!

旧約聖書を通して学んだ人が人をつくるメンタリングが、あなたの励ましとなり、あなたが暮らし、働き、祈りを共にする身近な人たちを育てるきっかけとなりますように!

_____

この読書プランはDean Ridings氏の著書「The Pray! Prayer Journal」を元にしています。Dean Ridings氏に感謝します。詳細はThe Navigatorsのウェブサイトをご参照ください。

4

この読書プランについて

Iron Sharpens Iron: Life-to-Life® Mentoring in the Old Testament

あなたはイエスの大宣教命令 (マタイによる福音書 28章18~20節) に従って「弟子を育てられるような弟子をつくりたい」と真剣に望んでいますか? もしそうならそうしたロールモデルがなかなかいないことに気づいたかもしれません。誰を手本としたら良いのでしょうか? 日常生活において弟子づくりはどのようにしたらよいのでしょうか? 旧約聖書に登場する5人の男女が、どのように人が人をつくるメンタリングに時間や労力をかけたのかを知りましょう。Life-to-Life®

More

このプランを提供してくださったNavigatorsに感謝します。詳細については、こちらのウェブサイトをご参照ください。 https://www.navigators.org/youversion