変えられて生きる―アイデンティティを受け入れようサンプル

Living Changed: Embracing Identity

6日中 5日

人生の権威者

幼いころ、親が私たちのために決定する権限や主権を持っています。大人になって独立しても法律や規則に従う必要があります。仕事や人間関係、文化において、期待されることがあります。バランスを取るのは大変ですが、最終的に、人生において誰の意見に権威があるのかを決めるのは自分自身です。

幼いころ父が私のことを「ガタイがいい」と言ったのを覚えています。父は私を傷つけるつもりはなく、私は父に心から愛されていることもわかっていました。しかし、父のその一言に痛みを感じました。その言葉は心に刺さり、何年もその言葉が思い起こされました。私は小柄にはなれない、これでいいと思えなくなってしまったのです。

もしかするとあなたも、家族からの不用意な一言で私のように傷ついていやしませんか。母親から「あなたには絶対無理」と言われたり、姉から「ついてこないで」と言われたりして。上司に褒められたら、自分はよくやっていると思えるのかもしれません。もしかすると、ソーシャルメディアの「あなたはやりすぎ」とか「あなたには何か足りない」という声を聞いているかもしれません。自分が何者であり、何者であるべきかを決める権威者は、誰でしょうか。神とその御言葉(みことば)が、あなたの人生の最高権威であるべきなのです。

マタイによる福音書には、イエスとサタンの対決が描かれています。悪魔は、イエスのアイデンティティーを攻撃し、そそのかそうとします。「もしあなたが神の子であるなら」と言うのです。私はイエスの反応が大好きです。弁解することもなく、議論もされようとしません。イエスはご自分が誰なのかをご存じです。神の御子(みこ)、天の御座の相続者、王の王、主の主であることを知っておられます!悪魔は、その作戦をあきらめる前に、2回、イエスのアイデンティティーについて聞いていることに注目してみましょう。それは、サタンが独創的ではないからです。サタンは、私たちの致命的な弱点を探し、同じ攻撃と同じ偽りを差し出し続けるのです。ですから警戒して、イエスのように最大の武器で反撃する必要があります。

聖書は「御霊の剣」と表現されます。飛んでくる偽りを、聖書を用いて断ち切るときに自分のアイデンティティーに対する神の権威を認め、敵の策略を無力なものとするのです。自分のアイデンティティーをキャリアや過去、既婚か独身か、子ども、他人からの評価、あるいは教会で何をしたかということさえにも置くことはしないのです。コミュニティーや批評家、文化から答えが出るわけではありません。自分自身について信じることは、神だけがその権威を持つべきでしょう。真のアイデンティティーは、神のみにあるのです。

アクションステップ

イエスの例にならいましょう。サタンの攻撃に対してイエスがされた行動をあなたの作戦としてください。サタンの手に乗って、あなたがどのような目的を持って造られたかを疑ってしまうことで、敵に足がかりをつかませないようにしましょう。敵からのうそ、世の中からの不当な期待、ネガティブな声に対抗し、御霊の剣を振るうことを学んでください。あなたは天の父に愛され、価値があり、必要とされ、大切にされています。その真理を何度も何度も宣言し、あなたの心に居座るどんな偽りにも取って代わるようにしてください。あなたは天の父から愛された子なのです。

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この読書プランについて

Living Changed: Embracing Identity

どんな自分でありたいのか、アイデンティティーをどこに置くべきなのか、さまざまな声があるなかで悩むのも無理はありません。既婚だとか未婚だとか、また職歴や失敗によってアイデンティティーを定義することを、神は望んでいません。人生において、神ご自身の声が最高の権威であることを望まれています。この6日間の読書プランでは、あなたが何者なのか聖書に語ることを自分のものとできるように、キリストにあるアイデンティティーを真に受け入れられるように手助けをします。

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この読書プランを提供してくださった Changed Women's Ministries に感謝します。詳細は次のサイトをご参照ください。 https://www.changedokc.com