ビジネスを超自然的に行うサンプル

無限の可能性

自分の可能性に気づいていますか？

ご存じないかもしれませんが、ビル・ゲイツよりもはるかに多くの可能性を、あなたは秘めているのです！本当です。クリスチャンなら妨げにならないのですが、世界有数の富豪には重大な制限があるのです。その事実を確認してみましょう……。

1. ビル・ゲイツは神のかたちに創造されました（創世記 1章27節）。創造主はビル・ゲイツを創造したとき、あたかも鏡で御自身を見るかのようでした。そしてビル・ゲイツは最大限に活用したのです！ でも、同じように兄弟姉妹のあなたもそうできるのです。 

2. あなたのうちにキリストがあり、栄光の望みがあります（コロサイ人への手紙 1章27節）。見た限り、ビル・ゲイツはこの点において優位性はありません。

3. あなたはキリストの思いを持っている（コリント人への第一の手紙 2章16節）。これもビル・ゲイツは持っていません。

4. 神の御霊があなたのうちに宿っています（コリント人への第一の手紙 3章16節）。これもあなたがゲイツ氏より優れている点です。 

つまりビル・ゲイツはあなたの持てる能力の1/4しか使っていないのです。みなさんはもっと自分自身の救いを信じるべきです！ それが人生やビジネスにも影響を与えるのです。

もしビル・ゲイツたちが神の御霊に近づかずかずに、世俗と聖の二分法の制約を受けずにこれほどの成果を上げたのだとしたら、自分だったら何ができるのかを考えてみましょう。神の知恵と創造性にあなたは近づけることを考慮に入れて、よく考えてみてください。 

今こそ信仰とビジネスを結びつける時です。解決を要する問題のために神の創造的な解決策と革新性を私たちがもたらす時です。問題はいたるところにあります。世界的な規模のものもあれば、さほど深刻ではないものもあります。けれどももしそれがあなたにとって重要なら、神にとっても同じように重要なのです。

マット・マクファーソン（Matt McPherson）は伝道者であり賛美リーダーでした。また弓を使った狩りも好きでした。ある日マットは神の言葉をはっきりと聞いたのです。「この世のあらゆる問題に対する答えを、私はすべて知っている。私に尋ねるなら、その答えを教えてあげよう。」

世界の飢餓の解決策を聞けたかもしれません。あるいは巨大なミニストリーを作る方法を教えてもらうこともできたでしょう。でもマットはそうしませんでした。より良いコンパウンドボウ（複合弓）の開発を神に願ったのです。

ご存じかもしれませんが、60年代後半に発明されたコンパウンドボウは二つのカムが付いていました。ただ10年以上もの間、カムを完全に同期させようと設計者は奮闘しましたが完成しませんでした。そのため狙いが定まらず、ハンターにとっては悩みの種だったのです。

それから2週間ほどたち、ふと夜中にマットは目が覚めました。見ると1枚のノートのような紙が顔の前につり下げられていたのです。手書きでコンパウンドボウの図が描かれていました。起き上がってその設計図を写し始めました。そして今までのコンパウンドボウとは違うことに気づきました。この弓にはカムが一つしかないのです。

販売台数の多さを誇る、ホンダの1台あたりの利益が少ないことはご存じでしょう。そして販売台数は少ないにもかかわらずロールスロイスの1台あたりの利益は大きいのです。マット・マクファーソン氏はマシューズ社を立ち上げ、今では世界最大のアーチェリーメーカーとなりました。ホンダと異なりマシューズ社は1本の弓で非常に大きな利益を上げています。

さらに新しいタイプのアコースティック・ギターも発明し、マクファーソン・ギターは世界一と言われています。マットのビジネスはそのままミニストリーなのです。そしてマットは今でも地元のウィスコンシン州のショッピングモールを歩き回り、福音を分かち合っています。マットは何をするにしても神を第一にしてきたのです。

さて、なぜあなたはそうではないのでしょう？ 解決を要する問題——国家規模の問題から地域や会社の問題に、神はなぜあなたを用いられないのでしょうか？ 世は解決策を求めていて、神の民は国の癒やしと平和をもたらす神のストラテジー（戦略）を手にできるのです。今こそ尋ねる時です。

マット・マクファーソンの祈りについて最初に話したとき、あなたは歯がゆく思いましたか？ もっと信仰のある人が求めると思ったでしょうか……もっと信仰深いことを。もしそうなら世俗と聖なるものの二分法のわなには陥っているのかもしれません。