聖書の学び方（基礎編）サンプル

すばらしい聖書の学びとは変革をもたらすものです。

「弱い者になることをいとわない者は、神秘の間を移動する。」 セオドア・レトキ（Theodore Roethke）

気分が悪くなって診察室に入ったときに、体温計が本来の使い方（口の中、耳の中、額の上に置くことで）ではなく、手に握られていたとします。しばらくしますと、看護師が体温計を取って熱はなさそうだと言います。

あなたならどう答えますか？ もちろん問題ないよう見えますが、正しい使い方をしていません。

この場合、このような使い方では、体温計はせいぜい部屋の温度を測るだけでしょう。体温計自体が壊れていたわけでも、効果がなかったわけでもありません。ただ正しく使用されていなかっただけです。

同じように、聖書を遠ざけていますと、その深遠な力、真実、そして命にふれられなくなります。聖書は神がご自身を私たちに明らかにするために選ばれたもっとも重要な方法のひとつです。もし私たちが神が意図するとおりにすべてのものを手に入れ、存在し、行いたいのであれば、正しい道具と目的を持って聖書に近づくことからすべてが始まります。

私自身のクリスチャンとしての歩みにおいて、効果的な（そして変化をもたらす）聖書の学びの、七本の柱は次のとおりです。

1. コンテキスト（背景、文脈）を理解する
2. 習慣を身につける
3. 聖句を暗唱する
4. 正しい道具を使用する
5. 誰かと一緒に学ぶ
6. 祈りを取り入れる
7. 弱さを追求する

あなた自身の歩みにはもっと多くのことが含まれているかもしれませんが、この七つに勝るものはありません。おかげで私は自分が考えて以上に成長できましたし、あなたにも同じことが起こると信じています。

あなたが猛烈な情熱を持って、神の言葉を愛することを学ばれることを願い、祈ります。それがあなたの足もとのともしびとなり、あなたの道の光となりますように。