仕える喜びサンプル

恐れることはありません

人間が作り出した宗教は、人の罪と罰への恐れを利用して、人を思い通りに操ろうとします。例えば黒魔術などは脅しや呪いをよく利用します。他にも、人間が死後に「煉獄（れんごく）」に行く、という誤った考えがあります。罪の代価を自分で支払うために、何年も煉獄にいなくてはならないという偽教えによって、キリスト教徒でさえも、死が恐ろしいものだと思わされた前例があります。

神の律法は私たちの罪を明らかにし、恐れを生じさせます。良心の痛みによってその罪と恐れはさらに大きくなります。しかし、キリストの福音は恐れを取り除きます。キリストがお生まれになった新約時代の初めに神のメッセージを伝えに来た天使が、「恐れることはありません」とくり返し言っていたのを思い出してください。

ザカリヤがやっと口がきけるようになった時、彼は自分が理解したことを全て公にしました。聖霊に導かれて、彼は自分の息子の誕生の奇跡について次のように語りました。「ほめたたえよ。イスラエルの神である主を。主はその民を顧みて、贖いをなし、救いの角を、われらのために、しもべダビデの家に立てられた。われらを敵の手から救い出し、・・・恐れなく、主の御前に仕えることを許される」（ルカによる福音書1章68節74節）。

あなたが喜んで神に仕えることは、天国に入るための点数稼ぎをすることではありません。自分が犯した過去の罪を償うためでもありません。また、神にあなたを好きになってもらうためでもありません。私たちは、恐れる必要はないのだということを覚えておきましょう。神が私たちを愛してくださるので、私たちは神に仕えたいのです。