アダマントー真理の石 リサ・ビビア著サンプル
成長の過程で人生の闇を経験しない人はいないでしょう。私たちは皆、何かしらの批判や、一方的なレッテルを貼る周囲の声が聞こえてくるものです。また、私たちの多くは、もし全員でないとしても、自分自身で偽りの姿を作り上げ、それを勝手に真実だと決めつけてしまいます。
神が私たちをみそばに呼んでくださるのは、私たちをとがめるためではなく、私たちが本来どのような者なのかという真理を、親しく呼び集めて、御言葉で伝えるためです。
この真理とは、私たちは過去の暗闇の産物ではない、ということです。そして、私たちの本質は自分の犯した過ちや性別、その他いかなる外的要因によっても定義されるものではない、ということです。むしろ、私たちは神のあり様に似せて創造され、そして私たちに命の息を吹き込んでくださった、その唯一のお方と親しい交わりを持つように創られた霊なるものなのです。
私たちは自分のアイデンティティを間違ったものに結びつけてしまうと、本来の姿を失います。そのため、神は私たちが生きていく過程で身につけてしまった限定的なレッテルを取り除いてくださるのです。神の霊は私たちの奥深くに働きかけ、古い思い込みを取り去り、まだ見ぬ隠された姿を明らかにしてくださいます。
もしかしたら、あなたの人生に起こり得た神のみわざを、恐れや不安により自ら拒絶してしまったことがあるかもしれません。しかし今日神は、あなたが荒れ果てた土地だと思っていた場所に働きかけ、そこをまた豊かな園に変えようと自ら申し出てくださっているのです。
そのためには、私たちも自ら進んで、神が生の闇から光を分かたれることを受け入れなければなりません。あなたに語れた偽りがそのまま残ることを、神はゆるされません。また、あなたが自分自身に語ったことも神はそのままにはしておかれません。その代わり、神はあなたに近づいて親しい交わりの中で、あなたの内に新しい大切な何か、すべての痛みに完全な癒やしをもたらす何かを明らかにしてくださり、神が言われる本来の姿で真理に立って生きられるように解放してくださるでしょう。
神はそれほどアダマントの石のように硬く、私たちと親しい交わりを望んでおられます。神はあなたの痛みの奥深くにまで入り、癒やしてくださいます。しかし、そのためには私たちも神のその介入を受け入れなければなりません。このことをあなたの人生に当てはめて考えてみましょう。
この読書プランについて
真理とは何でしょう。真理とは時の経過のように変化しながら流れていく川のようなものだと言う偽りが世の中にはびこっています。しかし真理とは川のようなものではなく、岩のようなものです。荒れ狂う海のようにさまざまな意見があふれる世の中で、この読書プランはあなたの魂を錨(いかり)のようにしっかりとつなぎとめ、明確な方向性をあなたに与えてくれるでしょう。
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