態度サンプル

Attitude

7日中 2日

つい、不満を漏らしてしまう?

「神はすべてのことに感謝しなさいと言われます。これがすべてを乗り越えるための鍵だからです。」アン・フォスカンプ(Anne Voskamp)

自分が不満を漏らしているのに気づいたことはありますか? 教会の礼拝のあり方や、近所の人の投票先、または大学の教授の教え方などについて不平不満をもって、ブツブツ言っているかもしれません。そういったぼやきは、その時の自分の態度、つまりその時の自分の考え方や感じ方をあらわしています。使徒パウロは不満を漏らすことの危険性に気づき、ピリピ人への手紙 2章で「すべてのことを、つぶやかず疑わないでしなさい」と教えています。

なぜパウロは、不満を漏らさないことを最重要事項としたのでしょうか? まず、神の愛はいつも変わらず、あふれ出ていて、すべての人にとって十分であるということを考えてみましょう。私たちが目を覚ます瞬間から眠りにつくその時まで、神は私たちを見守られています。神からの最大の恵みであるイエスをとおして、私たちは創造主と近しい関係を築けるのです。そして、さらに感謝すべきことに、神とともに、神の愛を世界に広めるという大切な使命に招かれているのです。

では、不満をもつとは、どういうことなのか考えてみましょう。不満をもつことは、神から祝福と使命をいただいている人生とは、矛盾しないでしょうか? 少しずつ忍びよる不満をはね返すために必要なものは何でしょうか? それは、心からの感謝です。

過去、現在、未来において、感謝すべきものを正しく理解することは、人生に意義をもたらし、神が与えてくださった恵みに気づく助けとなります。ヘブル人への手紙 12章では、まさにこの態度がイエスによってお手本として示されています。イエスは十字架の死に直面しながらも、救うために来られた私たちとの未来、そしてこれから訪れる喜びに目を向けていました。

感謝を忘れないということは、一日の始まりや終わりに感謝すべきことを少し考えてみるといったシンプルなことかもしれませんし、詩篇の言葉を繰り返し口ずさむことかもしれません。

「これは主が設けられた日であって、われらはこの日に喜び楽しむであろう。」 詩篇 118篇 24節

霊的にシンプルな生き方を心がけることも、不平不満を抑えるのに役立ちます。より多くより良いものを買おうとするのではなく、感謝の気持ちと満足することを選ぶのです。

感謝を忘れず、特にキリストによって与えられる喜びを思い出すとき、私たちの態度はよりイエスに似たものになっていくのです。

祈り「神さま、人生に祝福を与えてくださることを感謝します。日々のささやかな祝福から、家族や友人、そして何よりもすばらしい贈り物である、私の人生を豊かにするために御子(みこ)を遣わしてくださったことまで、人生に絶え間なく恵みを与えてくださり、ありがとうございます。目の前にある喜びに気づけるよう助けてください。聖霊さま、キリストの心を私の中に形作ってください。イエスさまのみ名によって。アーメン」

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この読書プランについて

Attitude

あらゆる場面で適切な態度を取るには、どうすればよいでしょうか? 適切な態度とは、どのようなものでしょうか? この7日間の読書プランでは、キリストの生涯と教えから答えを見つけます。毎日の励まし、ふりかえりの祈り、心に強く響く聖句を通して、キリストの心を自分の中に育みましょう。

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