雅歌 5:4-16
雅歌 5:4-16 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)
わが愛する者が掛けがねに手をかけたので、わが心は内におどった。 わたしが起きて、わが愛する者のためにあけようとしたとき、わたしの手から没薬がしたたり、わたしの指から没薬の液が流れて、貫の木の取手の上に落ちた。 わたしはわが愛する者のために開いたが、わが愛する者はすでに帰り去った。彼が帰り去ったとき、わが心は力を失った。わたしは尋ねたけれども見つからず、呼んだけれども答がなかった。 町をまわり歩く夜回りらはわたしを見ると、撃って傷つけ、城壁を守る者らは、わたしの上着をはぎ取った。 エルサレムの娘たちよ、わたしはあなたがたに誓って、お願いする。もしわが愛する者を見たなら、わたしが愛のために病みわずらっていると、彼に告げてください。 女のうちの最も美しい者よ、あなたの愛する者は、ほかの人の愛する者に、なんのまさるところがあるか。あなたの愛する者は、ほかの人の愛する者に、なんのまさるところがあって、そのように、わたしたちに誓い、願うのか。 わが愛する者は白く輝き、かつ赤く、万人にぬきんで、 その頭は純金のように、その髪の毛はうねっていて、からすのように黒い。 その目は泉のほとりのはとのように、乳で洗われて、良く落ち着いている。 そのほおは、かんばしい花の床のように、かおりを放ち、そのくちびるは、ゆりの花のようで、没薬の液をしたたらす。 その手は宝石をはめた金の円筒のごとく、そのからだはサファイヤをもっておおった象牙の細工のごとく、 その足のすねは金の台の上にすえた大理石の柱のごとく、その姿はレバノンのごとく、香柏のようで、美しい。 その言葉は、はなはだ美しく、彼はことごとく麗しい。エルサレムの娘たちよ、これがわが愛する者、これがわが友なのです。
雅歌 5:4-16 リビングバイブル (JCB)
それでも、愛する方が 鍵を開けようとするのを見て気の毒になり、 私は跳び起きて、ドアを開けました。 かんぬきの取っ手を引いたとき、 私の手から香水が、指からかぐわしい没薬の液が したたり落ちました。 ところが、せっかくお開けしたのに、 もうあの方の姿は見えません。 私は心臓の止まる思いでした。 どんなにあちこち捜しても、 あの方は見当たらないのです。 必死にお呼びしても返事はありません。 私は警備の人に見つかり、たたかれました。 城壁の見張りにはベールをはぎ取られました。 エルサレムの娘さん、どうか誓ってください。 私の愛する方を見かけたら、 私が恋の病をわずらっていると伝えてほしいのです。」 「 女性の中で一番美しい人よ。 私たちにそれほどまでに頼み込む だれよりもすてきな人とはどんなお方ですか。」 「 私の愛する方は日焼けして魅力的で、 ほかのどの男の方よりすてきです。 頭は純金、 黒い髪はウェーブがかかっています。 目は流れのほとりにいる鳩のようで、 穏やかに輝き、深く澄んでいます。 頬はかぐわしい香料の花壇、 くちびるはゆりの花、息は没薬のようです。 腕はトパーズをはめ込んだ丸い金の棒。 体は宝石をちりばめた光沢のある象牙。 足は純金の台座にすえられた大理石のようで、 レバノン杉のようにたくましいのです。 あの方にまさる人はいません。 あの方のことばは、うっとりするほどです。 あの方のすべてがすてきなのです。 エルサレムの娘さん。 これが私の愛する方、私の恋人です。」
雅歌 5:4-16 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)
恋しい人は透き間から手を差し伸べ わたしの胸は高鳴りました。 恋しい人に戸を開こうと起き上がりました。 わたしの両手はミルラを滴らせ ミルラの滴は指から取っ手にこぼれ落ちました。 戸を開いたときには、恋しい人は去った後でした。 恋しい人の言葉を追って わたしの魂は出て行きます。 求めても、あの人は見つかりません。 呼び求めても、答えてくれません。 街をめぐる夜警にわたしは見つかり 打たれて傷を負いました。 城壁の見張りは、わたしの衣をはぎ取りました。 エルサレムのおとめたちよ、誓ってください もしわたしの恋しい人を見かけたら わたしが恋の病にかかっていることを その人に伝えると。 あなたの恋人はどんなにいいひと だれにもまして美しいおとめよ。 あなたの恋人はどんなにいいひと こんな誓いをさせるとは。 わたしの恋しい人は 赤銅色に輝き、ひときわ目立つ。 頭は金、純金で 髪はふさふさと、烏の羽のように黒い。 目は水のほとりの鳩 乳で身を洗い、形よく座っている。 頬は香り草の花床、かぐわしく茂っている。 唇はゆりの花、ミルラのしずくを滴らせる。 手はタルシシュの珠玉をはめた金の円筒 胸はサファイアをちりばめた象牙の板 脚は純金の台に据えられた大理石の柱。 姿はレバノンの山、レバノン杉のような若者。 その口は甘美、なにもかもわたしを魅惑する。 エルサレムのおとめたちよ これがわたしの恋する人、これがわたしの慕う人。
雅歌 5:4-16 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)
わが愛する者が掛けがねに手をかけたので、 わが心は内におどった。 わたしが起きて、 わが愛する者のためにあけようとしたとき、 わたしの手から没薬がしたたり、 わたしの指から没薬の液が流れて、 貫の木の取手の上に落ちた。 わたしはわが愛する者のために開いたが、 わが愛する者はすでに帰り去った。 彼が帰り去ったとき、わが心は力を失った。 わたしは尋ねたけれども見つからず、 呼んだけれども答がなかった。 町をまわり歩く夜回りらは わたしを見ると、撃って傷つけ、 城壁を守る者らは、わたしの上着をはぎ取った。 エルサレムの娘たちよ、 わたしはあなたがたに誓って、お願いする。 もしわが愛する者を見たなら、 わたしが愛のために病みわずらっていると、 彼に告げてください。 女のうちの最も美しい者よ、 あなたの愛する者は、ほかの人の愛する者に、 なんのまさるところがあるか。 あなたの愛する者は、ほかの人の愛する者に、 なんのまさるところがあって、 そのように、わたしたちに誓い、願うのか。 わが愛する者は白く輝き、かつ赤く、 万人にぬきんで、 その頭は純金のように、 その髪の毛はうねっていて、からすのように黒い。 その目は泉のほとりのはとのように、 乳で洗われて、良く落ち着いている。 そのほおは、かんばしい花の床のように、 かおりを放ち、 そのくちびるは、ゆりの花のようで、 没薬の液をしたたらす。 その手は宝石をはめた金の円筒のごとく、 そのからだはサファイヤをもっておおった 象牙の細工のごとく、 その足のすねは金の台の上にすえた 大理石の柱のごとく、 その姿はレバノンのごとく、香柏のようで、美しい。 その言葉は、はなはだ美しく、 彼はことごとく麗しい。 エルサレムの娘たちよ、 これがわが愛する者、これがわが友なのです。