詩篇 49:1-16

詩篇 49:1-16 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)

もろもろの民よ、これを聞け、すべて世に住む者よ、耳を傾けよ。 低きも高きも、富めるも貧しきも、共に耳を傾けよ。 わが口は知恵を語り、わが心は知識を思う。 わたしは耳をたとえに傾け、琴を鳴らして、わたしのなぞを解き明かそう。 わたしをしえたげる者の不義がわたしを取り囲む悩みの日に、どうして恐れなければならないのか。 彼らはおのが富をたのみ、そのたからの多いのを誇る人々である。 まことに人はだれも自分をあがなうことはできない。そのいのちの価を神に払うことはできない。 とこしえに生きながらえて、墓を見ないためにそのいのちをあがなうには、あまりに価高くて、それを満足に払うことができないからである。 まことに賢い人も死に、愚かな者も、獣のような者も、ひとしく滅んで、その富を他人に残すことは人の見るところである。 たとい彼らはその地を自分の名をもって呼んでも、墓こそ彼らのとこしえのすまい、世々彼らのすみかである。 人は栄華のうちに長くとどまることはできない、滅びうせる獣にひとしい。 これぞ自分をたのむ愚かな者どもの成りゆき、自分の分け前を喜ぶ者どもの果である。[セラ 彼らは陰府に定められた羊のように死が彼らを牧するであろう。彼らはまっすぐに墓に下り、そのかたちは消えうせ、陰府が彼らのすまいとなるであろう。 しかし神はわたしを受けられるゆえ、わたしの魂を陰府の力からあがなわれる。[セラ 人が富を得るときも、その家の栄えが増し加わるときも、恐れてはならない。

詩篇 49:1-16 リビングバイブル (JCB)

身分の高い者も低い者も、金持ちも貧しい人も、 世界中の人々に、私のことばに耳を傾けてほしい。 この口から出ることばは、 人の心の奥まで見通すことができ、 知恵に満ちているのです。 竪琴の伴奏に合わせ、 奥深い人生の問いに答えて歌いましょう。 悩みが訪れ、敵に囲まれようと、 少しも恐れることはありません。 彼らは金に信頼し、 財産を誇っています。 しかし、王に負けないくらい裕福な彼らも、 兄弟の罪を帳消しにすることはできません。 罪の赦しは金では買えないのです。 たましいはあまりにも高価なので、 この世の富をいくら積んでも買い戻せません。 世界中の金をかき集めても、 ただ一人分の永遠のいのちも買い与えられません。 地獄から救い出すことはできないのです。 あなたがた金持ちも、傲慢な者も、賢い者も、 結局、同じように死ぬ運命にあります。 愚かで、無知な者たちより 長生きできるわけではありません。 しかも、わずかな金すら持って死ねはしないのです。 あなたがたは、まるで 永久にその土地に住めるかのように、 自分の名をつけています。 しかし、どんなに栄華をきわめた人間でも、 死ぬ時は動物とそう変わりません。 全く、取るに足りない存在なのです。 それなのに、そういう人々は死後も、 非常に賢い人物として 引き合いに出されたりもします。 死が全人類を飼い慣らしています。 異なる世界に目覚めたその朝、 邪悪な者たちは正しい人々の奴隷となるのです。 死んでしまえば、 金の力により頼むことはできなくなります。 金を持って死ぬことはできないのですから。 しかし、神は私のたましいを 死の力から買い戻してくださいます。 私を迎え入れてくださるのです。 ですから、悪者が金持ちになっても、 りっぱな邸宅を構えていても、 気を落とすことはありません。

詩篇 49:1-16 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)

諸国の民よ、これを聞け この世に住む者は皆、耳を傾けよ 人の子らはすべて 豊かな人も貧しい人も。 わたしの口は知恵を語り わたしの心は英知を思う。 わたしは格言に耳を傾け 竪琴を奏でて謎を解く。 災いのふりかかる日 わたしを追う者の悪意に囲まれるときにも どうして恐れることがあろうか 財宝を頼みとし、富の力を誇る者を。 神に対して、人は兄弟をも贖いえない。 神に身代金を払うことはできない。 魂を贖う値は高く とこしえに、払い終えることはない。 人は永遠に生きようか。 墓穴を見ずにすむであろうか。 人が見ることは 知恵ある者も死に 無知な者、愚かな者と共に滅び 財宝を他人に遺さねばならないということ。 自分の名を付けた地所を持っていても その土の底だけが彼らのとこしえの家 代々に、彼らが住まう所。 人間は栄華のうちにとどまることはできない。 屠られる獣に等しい。 これが自分の力に頼る者の道 自分の口の言葉に満足する者の行く末。 〔セラ 陰府に置かれた羊の群れ 死が彼らを飼う。 朝になれば正しい人がその上を踏んで行き 誇り高かったその姿を陰府がむしばむ。 しかし、神はわたしの魂を贖い 陰府の手から取り上げてくださる。 〔セラ

詩篇 49:1-16 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)

もろもろの民よ、これを聞け、 すべて世に住む者よ、耳を傾けよ。 低きも高きも、富めるも貧しきも、共に耳を傾けよ。 わが口は知恵を語り、わが心は知識を思う。 わたしは耳をたとえに傾け、 琴を鳴らして、わたしのなぞを解き明かそう。 わたしをしえたげる者の不義が わたしを取り囲む悩みの日に、 どうして恐れなければならないのか。 彼らはおのが富をたのみ、 そのたからの多いのを誇る人々である。 まことに人はだれも自分をあがなうことはできない。 そのいのちの価を神に払うことはできない。 とこしえに生きながらえて、墓を見ないために そのいのちをあがなうには、あまりに価高くて、 それを満足に払うことができないからである。 まことに賢い人も死に、 愚かな者も、獣のような者も、ひとしく滅んで、 その富を他人に残すことは人の見るところである。 たとい彼らはその地を自分の名をもって呼んでも、 墓こそ彼らのとこしえのすまい、 世々彼らのすみかである。 人は栄華のうちに長くとどまることはできない、 滅びうせる獣にひとしい。 これぞ自分をたのむ愚かな者どもの成りゆき、 自分の分け前を喜ぶ者どもの果である。 〔セラ 彼らは陰府に定められた羊のように 死が彼らを牧するであろう。 彼らはまっすぐに墓に下り、そのかたちは消えうせ、 陰府が彼らのすまいとなるであろう。 しかし神はわたしを受けられるゆえ、 わたしの魂を陰府の力からあがなわれる。 〔セラ 人が富を得るときも、 その家の栄えが増し加わるときも、恐れてはならない。