レビ記 25:24-55

レビ記 25:24-55 JCB

土地を売るときは、いつでも買い戻せることを条件にしなければならない。 生活に困り、土地を手放さなければならなくなったときは、近親者が買い戻してかまわない。 そのとき買い戻す者がいなくても、金ができしだい、売った本人が、ヨベルの年までの収穫の回数に見合う値段でいつでも買い戻せる。買い主は代金を受け取り、土地を返さなければならない。 元の持ち主が買い戻せないときは、ヨベルの年まで買い主のものとなる。ヨベルの年になったら当然返さなければならない。 もし、城壁で囲まれた町の中にある家を売る場合は、一年間は買い戻す権利がある。 一年以内に買い戻せないときは、永久に新しい所有者のものとなる。ヨベルの年にも返す必要はない。 城壁で囲まれていない村にある家は、畑地と同じようにいつでも買い戻すことができ、ヨベルの年には元の持ち主に返される。 ただし、レビ人の町の家の場合は、城壁に囲まれた町であっても、レビ人はいつでも買い戻せるし、 ヨベルの年には彼らに返さなければならない。レビ人はほかの部族のように農地はもらえず、それぞれの町にある家と、その回りの畑しか持っていないからだ。 レビ人は、町の周囲の公用地を売ってはならない。そこは彼らの永久の所有地だからである。 同胞のイスラエル人が生活に困ったら、助ける責任がある。客として家に招き、 いっしょに住まわせなさい。神を恐れなさい。金を貸すなら無利子で貸しなさい。 決して利息を取ってはならない。必要なものは買い与えなさい。困っている人を利用して、もうけようとしてはならない。 わたしは、あなたがたをエジプトから救い出してカナンの地を与える、あなたがたの神、主である。 同胞のイスラエル人が生活に困って身売りしても、奴隷のように扱ってはならない。 使用人か客のように扱いなさい。その者が仕えるのはヨベルの年までだ。 その時が来れば、子どもたちといっしょに家族のところへ戻り、財産も取り戻せる。 わたしは、あなたがたをエジプトから救い出した神であり、あなたがたはみな、わたしのしもべである。奴隷のように売られることも、 手荒く扱われることもあってはならない。神を恐れなさい。 周辺の国の外国人なら、奴隷として買ってもかまわない。 また、イスラエル生まれの外国人の子どもも、奴隷として買うことができる。 生涯奴隷として使い、子孫に譲り渡してもよい。ただし、同胞のイスラエル人を、そのように扱ってはならない。 生活に困ったイスラエル人が、富裕な在留外国人やその家族に身売りした場合は、 兄弟か、おじか、いとこ、あるいは親せきの者ならだれにでも買い戻してもらえる。金ができれば、自分で自分を買い戻すこともできる。 自由の身となる代価は、ヨベルの年までの残りの年数によって決める。 まだかなり間があるときは、身売りした時に受け取った額を払いなさい。 何年もたってヨベルの年まで残り少なくなっている場合は、それに見合うだけ払えばよい。 イスラエル人が外国人に身売りした場合、買った外国人は、奴隷だからといって酷使してはならない。年ごとに雇われる使用人並みに扱いなさい。 たとえ買い戻せない場合でも、ヨベルの年がくれば子どもたちといっしょに自由の身となる。 イスラエル人は、わたしがこの手でエジプトから救い出した、わたしのしもべだからだ。