耳もとのささやきのように、こっそりと、 ひとつの真理が私に伝えられた。 あれは、人が寝静まった夜中だった。 私は幻を見たのだ。 急に私は恐ろしくなり、 身の毛のよだつ思いに全身がわなないた。 一つの霊が前を通り過ぎたとき、髪の毛は逆立った。 といっても、霊の気配を感じただけで、 姿を見たわけではないが。 気味が悪いほど静まりかえった中で、 どこからともなく、こう言う声が聞こえてきた。 『人にすぎない者が 神より正しいなどということがあろうか。 創造者よりきよいなどということがあろうか。』 御使いさえ過ちを犯し、 神に信頼されていないとしたら、 ちりから造られた人間はなおさらのことだ。 人は虫のように、簡単につぶされて死ぬ。 朝には生きていても、夕方には冷たい死体となり、 だれからも気に留められないまま永久に葬られる。 か細いいのちの火は吹き消され、 なすすべもなく死ぬだけだ。
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