さて、わたしに、言葉がひそかに臨んだ、 わたしの耳はそのささやきを聞いた。 すなわち人の熟睡するころ、 夜の幻によって思い乱れている時、 恐れがわたしに臨んだので、おののき、 わたしの骨はことごとく震えた。 時に、霊があって、わたしの顔の前を過ぎたので、 わたしの身の毛はよだった。 そのものは立ちどまったが、 わたしはその姿を見わけることができなかった。 一つのかたちが、わたしの目の前にあった。 わたしは静かな声を聞いた、 『人は神の前に正しくありえようか。 人はその造り主の前に清くありえようか。 見よ、彼はそのしもべをさえ頼みとせず、 その天使をも誤れる者とみなされる。 まして、泥の家に住む者、 ちりをその基とする者、 しみのようにつぶされる者。 彼らは朝から夕までの間に打ち砕かれ、 顧みる者もなく、永遠に滅びる。 もしその天幕の綱が 彼らのうちに取り去られるなら、 ついに悟ることもなく、死にうせるではないか』。
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