創世記 8:3-16

創世記 8:3-16 新共同訳

水は地上からひいて行った。百五十日の後には水が減って、 第七の月の十七日に箱舟はアララト山の上に止まった。 水はますます減って第十の月になり、第十の月の一日には山々の頂が現れた。 四十日たって、ノアは自分が造った箱舟の窓を開き、 烏を放した。烏は飛び立ったが、地上の水が乾くのを待って、出たり入ったりした。 ノアは鳩を彼のもとから放して、地の面から水がひいたかどうかを確かめようとした。 しかし、鳩は止まる所が見つからなかったので、箱舟のノアのもとに帰って来た。水がまだ全地の面を覆っていたからである。ノアは手を差し伸べて鳩を捕らえ、箱舟の自分のもとに戻した。 更に七日待って、彼は再び鳩を箱舟から放した。 鳩は夕方になってノアのもとに帰って来た。見よ、鳩はくちばしにオリーブの葉をくわえていた。ノアは水が地上からひいたことを知った。 彼は更に七日待って、鳩を放した。鳩はもはやノアのもとに帰って来なかった。 ノアが六百一歳のとき、最初の月の一日に、地上の水は乾いた。ノアは箱舟の覆いを取り外して眺めた。見よ、地の面は乾いていた。 第二の月の二十七日になると、地はすっかり乾いた。 神はノアに仰せになった。 「さあ、あなたもあなたの妻も、息子も嫁も、皆一緒に箱舟から出なさい。

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