創世記 6

6
極悪時代
1地球上では人類が繁殖し、多くの子供たちが次から次へと生まれ、人口が増え始めた。
2「ウフフフ・・・♥」 「アハハハ・・・♥」・・・う、美しい・・・
当時、神の息子たち天の生き物と言われる者たちは、地上に住む女の容姿に魅了され、それぞれが気に入った女を妻にし始めたのだった。 3そのありさまを見た神は言った。
「わたしが人間に吹き込んだスピリットが、永久に生きることはない。彼らはしょせん人間だ!120年の寿命を設けよう!」
4彼ら神の息子たち天の生き物は、欲しいままに人間の女との間に子をつくった。ネフィリムと呼ばれた最強の戦闘民族とうたわれてきたその子供たちは、地球に住む巨人や特別な力を持つ種族となっていった。
5 ヤハウェは、地球上の人間が悪に染まっているのを見た。彼らの眼中にあるのは、悪のみ。 6ヤハウェは人間を造ったことを非常に残念に思った。それはまるで心がかきむしられるような辛さだった。
7「わたしが造った人間を地球から1人残らず排除しよう!動物もだ!大きな動物から小さな動物、地をうものから、空を飛ぶものまで!残念だが仕方がない!」
8しかし、1人を残して・・・ その名もノア。
ノアは、唯一 ヤハウェに従っていた男だった。
ノアと大洪水
9これは、ノアとその家族の話である・・・その時代、唯一正しく生きた男ノアは、間違いを指摘されたことがなく、神を生涯の友として生きていた。 10また、ノアには3人の息子がいた。セム、ハム、ヤペテがそうだ。
11神が地球を見ると、人間たちは堕落だらくし、暴力事件などはもちろん、いたる所で悪に染まった行いをしていた。 12そして、神はこう思った・・・地球上は悪に染まり、人類は完全に行きづまった・・・と。
13手のつけられない状態になった世の中を見て、ついに神はノアに伝えた。
「地球上の人間がいたる所で、喧嘩、暴力、殺し合いと・・・ひどすぎる!だから、わたしは地球上のあらゆる存在を、1人残らず滅ぼすことにした! 14いいか、 樹脂じゅしの多い木で舟を造り、タールで防水をほどこすのだ!舟には 甲板こうはんを張り、仕切りをつけろ! 15全体の大きさは、長さ133m、幅22m、高さ13mにする。 16屋根を作るが、その屋根の45cm下がった所に天窓をつけるのだ!舟の内部は上中下と三層にし、 船腹ふなばらにはひとつだけ扉をつけよ!」
この通りに舟を造ると長方形の箱形になる。神は続けた。
17「よく聞け、わたしは世界に最大級の洪水を起こし、息あるものを絶つ・・・!!!地にあるものはみな死に絶える! 18だが約束しよう!お前の妻や息子夫婦を含め、舟に乗りさえすれば、お前たちの安全は保証する!! 19すべての生き物のオス・メスを舟に乗せ、洪水から守るのだ! 20あらゆる種類の鳥も動物も、大きいものから小さいものまでがノアの元に自らの足でやって来るだろう! 21それからお前たちの食事と、動物のエサのためにあらゆる食糧を蓄えて、十分食べられるようにするのだ!!!」
22その後、ノアは神から命じられたことすべてを守るよう、細心の注意をはらって生きたのであった。

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創世記 6: ERV訳

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