詩篇 18:1-32

詩篇 18:1-32 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)

わが力なる主よ、わたしはあなたを愛します。 主はわが岩、わが城、わたしを救う者、わが神、わが寄り頼む岩、わが盾、わが救の角、わが高きやぐらです。 わたしはほめまつるべき主に呼ばわって、わたしの敵から救われるのです。 死の綱は、わたしを取り巻き、滅びの大水は、わたしを襲いました。 陰府の綱は、わたしを囲み、死のわなは、わたしに立ちむかいました。 わたしは悩みのうちに主に呼ばわり、わが神に叫び求めました。主はその宮からわたしの声を聞かれ、主にさけぶわたしの叫びがその耳に達しました。 そのとき地は揺れ動き、山々の基は震い動きました。主がお怒りになったからです。 煙はその鼻から立ちのぼり、火はその口から出て焼きつくし、炭はそれによって燃えあがりました。 主は天をたれて下られ、暗やみがその足の下にありました。 主はケルブに乗って飛び、風の翼をもってかけり、 やみをおおいとして、自分のまわりに置き、水を含んだ暗い濃き雲をその幕屋とされました。 そのみ前の輝きから濃き雲を破って、ひょうと燃える炭とが降ってきました。 主はまた天に雷をとどろかせ、いと高き者がみ声を出されると、ひょうと燃える炭とが降ってきました。 主は矢を放って彼らを散らし、いなずまをひらめかして彼らを打ち敗られました。 主よ、そのとき、あなたのとがめと、あなたの鼻のいぶきとによって、海の底はあらわれ、地の基があらわになったのです。 主は高い所からみ手を伸べて、わたしを捕え、大水からわたしを引きあげ、 わたしの強い敵と、わたしを憎む者とからわたしを助け出されました。彼らはわたしにまさって強かったからです。 彼らはわたしの災の日にわたしを襲いました。しかし主はわたしのささえとなられました。 主はわたしを広い所につれ出し、わたしを喜ばれるがゆえに、わたしを助けられました。 主はわたしの義にしたがってわたしに報い、わたしの手の清きにしたがってわたしに報いかえされました。 わたしは主の道を守り、悪意をもって、わが神を離れたことがなかったのです、 そのすべてのおきてはわたしの前にあって、わたしはその定めを捨てたことがなかったのです。 わたしは主の前に欠けたところがなく、自分を守って罪を犯しませんでした。 このゆえに主はわたしの義にしたがい、その目の前にわたしの手の清きにしたがってわたしに報いられました。 あなたはいつくしみある者には、いつくしみある者となり、欠けたところのない者には、欠けたところのない者となり、 清い者には、清い者となり、ひがんだ者には、ひがんだ者となられます。 あなたは苦しんでいる民を救われますが、高ぶる目をひくくされるのです。 あなたはわたしのともしびをともし、わが神、主はわたしのやみを照されます。 まことに、わたしはあなたによって敵軍を打ち破り、わが神によって城壁をとび越えることができます。 この神こそ、その道は完全であり、主の言葉は真実です。主はすべて寄り頼む者の盾です。 主のほかに、だれが神でしょうか。われらの神のほかに、だれが岩でしょうか。 神はわたしに力を帯びさせ、わたしの道を安全にされました。

詩篇 18:1-32 リビングバイブル (JCB)

主よ。私はどれほど主をお慕いしていることでしょう。 こんなにもすばらしいことをしてくださった主を。 主は、安心して身を寄せることのできるとりでです。 誰ひとり、このとりでに入って来て、 私を殺すことはできません。 主は、身を隠すことができる険しい山であり、 私の救い主です。 だれも近づくことのできない岩、安全を守る塔、 また私の盾です。 私はただ、主に叫び求めさえすればよいのです。 そうすれば主は、あらゆる敵から助けてくださいます。 ああ、主をほめたたえます。 死の鎖が私に巻きつき、 洪水のように滅びが押し寄せてきました。 私は罠に落ち、助けてくれる人もなく、 死へと引きずり込む綱の力に抵抗してもがきました。 苦しみの中で、私は主の助けを叫び求めました。 その声を、主は天から聞いてくださいました。 叫びは届いたのです。 その時、大地は揺れ動き、 山々は震えわななきました。 主の御怒りのためです。 主の御口からすさまじい炎が吹き出して 地を焼き尽くし、鼻からは煙が立ち上りました。 主は天を切り裂いて降りて来て、 私を救ってくださいました。 御足の下には暗闇がありました。 主は力ある天使にまたがり、風を翼とし、 矢のように速く、助けに来てくださいました。 暗闇を身にまとい、 一寸先もわからない濃い黒雲に覆われて、 近づいてくださいました。 突然、いなずまと雹の嵐を伴った御姿が、 雲間から輝きました。 雷のような声が天空にとどろき、 神々の上に君臨する神がお語りになったのです。 なんという雹、なんという火でしょう。 主はいなずまを恐怖の矢として放ち、 私の敵をかき乱しました。 あの逃げ惑うさまを見てください。 主よ、ご命令のままに海の水は引き、 あなたのすさまじい鼻息で、 海の底はむき出しになりました。 主は天から下って来て、 大きな試練から私を助け出してくださいました。 深い海の底から引き上げてくださったのです。 敵の手にかかって、手も足も出なかった私。 その私を頑強な敵、私を憎む者から 救い出してくださいました。 彼らは、弱りきっている私に襲いかかりました。 しかし、主は私をしっかりと支え、 安全な場所へと連れ出してくださいました。 私を喜びとされたからです。 正しいことを行い、潔白であったことに 報いてくださったのです。 私はご命令に従い、主に背を向けて 罪を犯すようなことはしませんでした。 いつも主のおきてを目の前に掲げ、 一つたりとも捨てたりしなかったのです。 おきてを守ることに全力を尽くし、 悪行への誘惑を振り払い続けました。 それに答えて、主は祝福を下さったのです。 私が正しいことを行い、 純粋な思いを抱いていたことをご存じなのです。 主は私のすべての歩みに 目を留めておられるのですから。 主よ。あなたは、恵み深い者に対しては、 なんと恵み深くあられることでしょう。 また、悪の道から引き返す者には、 罰をお加えになりません。 心のきよい者には祝福を、 主の道からそれる者には苦痛をお与えになります。 謙遜な者をお救いになりますが、 高慢で横柄な者は有罪に定められます。 主は、私に明かりをともしてくださいました。 私の神、主は、私を包む闇を 光に変えてくださいました。 今や私には、どんなに高い城壁でもよじ登り、 どんなに強力な軍隊に対しても 攻撃する力が与えられています。 なんとすばらしい神でしょう。 神はあらゆる点で全く完全です。 そのお約束がすべて真実であることは明らかです。 その背後に隠れる者には盾となってくださいます。 私たちの主のほかに、だれが神でありえましょう。 だれが不動の岩でありえましょう。 神は私に力をみなぎらせ、 行く先々でお守りくださいます。

詩篇 18:1-32 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)

主よ、わたしの力よ、わたしはあなたを慕う。 主はわたしの岩、砦、逃れ場 わたしの神、大岩、避けどころ わたしの盾、救いの角、砦の塔。 ほむべき方、主をわたしは呼び求め 敵から救われる。 死の縄がからみつき 奈落の激流がわたしをおののかせ 陰府の縄がめぐり 死の網が仕掛けられている。 苦難の中から主を呼び求め わたしの神に向かって叫ぶと その声は神殿に響き 叫びは御前に至り、御耳に届く。 主の怒りは燃え上がり、地は揺れ動く。 山々の基は震え、揺らぐ。 御怒りに煙は噴き上がり 御口の火は焼き尽くし、炎となって燃えさかる。 主は天を傾けて降り 密雲を足もとに従え ケルブを駆って飛び 風の翼に乗って行かれる。 周りに闇を置いて隠れがとし 暗い雨雲、立ちこめる霧を幕屋とされる。 御前にひらめく光に雲は従い 雹と火の雨が続く。 主は天から雷鳴をとどろかせ いと高き神は御声をあげられ 雹と火の雨が続く。 主の矢は飛び交い 稲妻は散乱する。 主よ、あなたの叱咤に海の底は姿を現し あなたの怒りの息に世界はその基を示す。 主は高い天から御手を遣わしてわたしをとらえ 大水の中から引き上げてくださる。 敵は力があり わたしを憎む者は勝ち誇っているが なお、主はわたしを救い出される。 彼らが攻め寄せる災いの日 主はわたしの支えとなり わたしを広い所に導き出し、助けとなり 喜び迎えてくださる。 主はわたしの正しさに報いてくださる。 わたしの手の清さに応じて返してくださる。 わたしは主の道を守り わたしの神に背かない。 わたしは主の裁きをすべて前に置き 主の掟を遠ざけない。 わたしは主に対して無垢であろうとし 罪から身を守る。 主はわたしの正しさに応じて返してくださる。 御目に対してわたしの手は清い。 あなたの慈しみに生きる人に あなたは慈しみを示し 無垢な人には無垢に 清い人には清くふるまい 心の曲がった者には背を向けられる。 あなたは貧しい民を救い上げ 高ぶる目を引き下ろされる。 主よ、あなたはわたしの灯を輝かし 神よ、あなたはわたしの闇を照らしてくださる。 あなたによって、わたしは敵軍を追い散らし わたしの神によって、城壁を越える。 神の道は完全 主の仰せは火で練り清められている。 すべて御もとに身を寄せる人に 主は盾となってくださる。 主のほかに神はない。 神のほかに我らの岩はない。

詩篇 18:1-32 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)

わが力なる主よ、わたしはあなたを愛します。 主はわが岩、わが城、わたしを救う者、 わが神、わが寄り頼む岩、 わが盾、わが救の角、わが高きやぐらです。 わたしはほめまつるべき主に呼ばわって、 わたしの敵から救われるのです。 死の綱は、わたしを取り巻き、滅びの大水は、 わたしを襲いました。 陰府の綱は、わたしを囲み、 死のわなは、わたしに立ちむかいました。 わたしは悩みのうちに主に呼ばわり、 わが神に叫び求めました。 主はその宮からわたしの声を聞かれ、 主にさけぶわたしの叫びがその耳に達しました。 そのとき地は揺れ動き、山々の基は震い動きました。 主がお怒りになったからです。 煙はその鼻から立ちのぼり、 火はその口から出て焼きつくし、 炭はそれによって燃えあがりました。 主は天をたれて下られ、 暗やみがその足の下にありました。 主はケルブに乗って飛び、風の翼をもってかけり、 やみをおおいとして、自分のまわりに置き、 水を含んだ暗い濃き雲をその幕屋とされました。 そのみ前の輝きから濃き雲を破って、 ひょうと燃える炭とが降ってきました。 主はまた天に雷をとどろかせ、 いと高き者がみ声を出されると、 ひょうと燃える炭とが降ってきました。 主は矢を放って彼らを散らし、 いなずまをひらめかして彼らを打ち敗られました。 主よ、そのとき、あなたのとがめと、 あなたの鼻のいぶきとによって、海の底はあらわれ、 地の基があらわになったのです。 主は高い所からみ手を伸べて、わたしを捕え、 大水からわたしを引きあげ、 わたしの強い敵と、わたしを憎む者とから わたしを助け出されました。 彼らはわたしにまさって強かったからです。 彼らはわたしの災の日にわたしを襲いました。 しかし主はわたしのささえとなられました。 主はわたしを広い所につれ出し、 わたしを喜ばれるがゆえに、わたしを助けられました。 主はわたしの義にしたがってわたしに報い、 わたしの手の清きにしたがって わたしに報いかえされました。 わたしは主の道を守り、 悪意をもって、わが神を離れたことがなかったのです、 そのすべてのおきてはわたしの前にあって、 わたしはその定めを捨てたことがなかったのです。 わたしは主の前に欠けたところがなく、 自分を守って罪を犯しませんでした。 このゆえに主はわたしの義にしたがい、 その目の前にわたしの手の清きにしたがって わたしに報いられました。 あなたはいつくしみある者には、 いつくしみある者となり、 欠けたところのない者には、 欠けたところのない者となり、 清い者には、清い者となり、 ひがんだ者には、ひがんだ者となられます。 あなたは苦しんでいる民を救われますが、 高ぶる目をひくくされるのです。 あなたはわたしのともしびをともし、 わが神、主はわたしのやみを照されます。 まことに、わたしはあなたによって敵軍を打ち破り、 わが神によって城壁をとび越えることができます。 この神こそ、その道は完全であり、 主の言葉は真実です。 主はすべて寄り頼む者の盾です。 主のほかに、だれが神でしょうか。 われらの神のほかに、だれが岩でしょうか。 神はわたしに力を帯びさせ、 わたしの道を安全にされました。

詩篇 18:1-32

詩篇 18:1-32 口語訳