箴言 30:1-25
箴言 30:1-25 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)
マッサの人ヤケの子アグルの言葉。その人はイテエルに向かって言った、すなわちイテエルと、ウカルとに向かって言った、 わたしは確かに人よりも愚かであり、わたしには人の悟りがない。 わたしはまだ知恵をならうことができず、また、聖なる者を悟ることもできない。 天にのぼったり、下ったりしたのはだれか、風をこぶしの中に集めたのはだれか、水を着物に包んだのはだれか、地のすべての限界を定めた者はだれか、その名は何か、その子の名は何か、あなたは確かにそれを知っている。 神の言葉はみな真実である、神は彼に寄り頼む者の盾である。 その言葉に付け加えてはならない、彼があなたを責め、あなたを偽り者とされないためだ。 わたしは二つのことをあなたに求めます、わたしの死なないうちに、これをかなえてください。 うそ、偽りをわたしから遠ざけ、貧しくもなく、また富みもせず、ただなくてならぬ食物でわたしを養ってください。 飽き足りて、あなたを知らないといい、「主とはだれか」と言うことのないため、また貧しくて盗みをし、わたしの神の名を汚すことのないためです。 あなたは、しもべのことをその主人に、あしざまにいってはならない、そうでないと彼はあなたをのろい、あなたは罪をきせられる。 世には父をのろったり、母を祝福しない者がある。 世には自分の目にみずからを清い者として、なおその汚れを洗われないものがある。 世にはまた、このような人がある-ああ、その目のいかに高きことよ、またそのまぶたのいかにつりあがっていることよ。 世にはまたつるぎのような歯をもち、刀のようなきばをもって、貧しい者を地の上から、乏しい者を人の中から食い滅ぼすものがある。 蛭にふたりの娘があって、「与えよ、与えよ」という。飽くことを知らないものが三つある、いや、四つあって、皆「もう、たくさんです」と言わない。 すなわち陰府、不妊の胎、水にかわく地、「もう、たくさんだ」といわない火がそれである。 自分の父をあざけり、母に従うのを卑しいこととする目は、谷のからすがこれをつつき出し、はげたかがこれを食べる。 わたしにとって不思議にたえないことが三つある、いや、四つあって、わたしには悟ることができない。 すなわち空を飛ぶはげたかの道、岩の上を這うへびの道、海をはしる舟の道、男の女にあう道がそれである。 遊女の道もまたそうだ、彼女は食べて、その口をぬぐって、「わたしは何もわるいことはしない」と言う。 地は三つのことによって震う、いや、四つのことによって、耐えることができない。 すなわち奴隷たる者が王となり、愚かな者が食物に飽き、 忌みきらわれた女が嫁に行き、はしためが女主人のあとにすわることである。 この地上に、小さいけれども、非常に賢いものが四つある。 ありは力のない種類だが、その食糧を夏のうちに備える。
箴言 30:1-28 リビングバイブル (JCB)
次に挙げるのは、マサの人(アラビヤ半島の中央部以東に住む、イシュマエルの子孫)でヤケの子アグルが、イティエルとウカルに教えたことです。 私は疲れ果て、今にも死にそうです。 そのうえ、人間の資格さえないような愚か者です。 神はもとより、 人間というものがわかりません。 それがわかるのは神だけです。 神のほかにだれが、 天と地の間を上り下りしたでしょう。 だれが風や海を思いのまま造り、治めているでしょう。 神のほかにだれが、世界を造ったというのでしょう。 いるとしたら、どこのだれで、 子どもは何という名前ですか。 神のことばはすべて真実で、 神は頼ってくる者をみな守ってくださいます。 だから、神の言うことに何かを付け加えて、 うそをついたと言われないようにしなさい。 ああ、神よ。最後の二つの願いを聞いてください。 私が決してうそをつきませんように。 それから、私を特に貧乏にも金持ちにもせず、 ただ生きるのにどうしても必要なものだけを 与えてください。 ぜいたくに慣れすぎて主を忘れたり、 貧しさのあまり盗みを働いて 神の名を汚したりしたくないのです。 主人にしもべの悪口を言ってはいけません。 そんなことをすれば恨まれるだけです。 親をのろい、悪いことばかりしているくせに、 自分は少しも欠点がないとすましている者がいます。 彼らは自分のことを鼻にかけ、 人を人とも思いません。 貧しい人を陥れようと、 いつも歯を研ぎすましているのです。 蛭のようにしつこく、 いつまでも満足しないものが二つ、三つ、 いいえ四つあります。 地獄、不妊の胎、乾ききった荒野、それに火です。 父親をあざけり、母親を軽蔑するような者は、 からすに目をほじくられ、はげたかの餌になるのです。 どんなに考えてもわからないことが三つ、 いいえ四つあります。 どのようにしてわしは大空を飛び、 どのようにして蛇は岩の上をはい、 どのようにして船は海を横切る道を見つけ、 どのようにして若い二人の間に 愛情が芽生えるのでしょう。 わからないことがもう一つあります。 どうして悪い女は、悪いことをしながら厚かましく、 「いったい、どこがいけないの」と言えるのでしょう。 地も震えるほどいやなことが三つ、 いいえ四つあります。 奴隷が王になり、反逆者が成功し、 きらわれた女が結婚し、 女中が女主人に取って代わることです。 体は小さくても、 頭の良さでは何にも負けないものが四つあります。 力はなくても、冬の食糧を集める蟻、 弱くても、岩の間に住んで身を守る岩だぬき、 指導者がなくても、いっしょに行動するいなご、 簡単に捕まるけれど、王宮にでも住みつくやもりです。
箴言 30:1-25 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)
ヤケの子アグルの言葉。 託宣。 この人は言う、神よ、わたしは疲れた。 神よ、わたしは疲れ果てた。 まことに、わたしはだれよりも粗野で 人間としての分別もない。 知恵を教えられたこともなく 聖なる方を知ることもできない。 天に昇り、また降った者は誰か。 その手の内に風を集め その衣に水を包むものは誰か。 地の果てを定めたものは誰か。 その名は何というのか。 その子の名は何というのか。 あなたは知っているのか。 神の言われることはすべて清い。 身を寄せればそれは盾となる。 御言葉に付け加えようとするな。 責められて 偽る者と断罪されることのないように。 二つのことをあなたに願います。 わたしが死ぬまで、それを拒まないでください。 むなしいもの、偽りの言葉を わたしから遠ざけてください。 貧しくもせず、金持ちにもせず わたしのために定められたパンで わたしを養ってください。 飽き足りれば、裏切り 主など何者か、と言うおそれがあります。 貧しければ、盗みを働き わたしの神の御名を汚しかねません。 僕のことを主人に中傷してはならない。 彼はあなたを呪い、あなたは罪に定められる。 父を呪い、母を祝福しない世代 自分を清いものと見なし 自分の汚物を洗い落とさぬ世代 目つきは高慢で、まなざしの驕った世代 歯は剣、牙は刃物の世代 それは貧しい人を食らい尽くして土地を奪い 乏しい人を食らい尽くして命を奪う。 蛭の娘はふたり。 その名は「与えよ」と「与えよ。」 飽くことを知らぬものは三つ。 十分だと言わぬものは四つ。 陰府、不妊の胎、水に飽いたことのない土地 決して十分だと言わない火。 父を嘲笑い、母への従順を侮る者の目は 谷の烏がえぐり出し、鷲の雛がついばむ。 わたしにとって、驚くべきことが三つ 知りえぬことが四つ。 天にある鷲の道 岩の上の蛇の道 大海の中の船の道 男がおとめに向かう道。 そうだ、姦通の女の道も。 食べて口をぬぐい 何も悪いことはしていないと言う。 三つのことに大地は震え 四つのことに耐ええない。 奴隷が王となること 神を知らぬ者がパンに飽き足りること 憎むべき女が夫を持つこと はしためが女主人を継ぐこと。 この地上に小さなものが四つある。 それは知恵者中の知恵者だ。 蟻の一族は力はないが 夏の間にパンを備える。
箴言 30:1-25 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)
マッサの人ヤケの子アグルの言葉。 その人はイテエルに向かって言った、 すなわちイテエルと、ウカルとに向かって言った、 わたしは確かに人よりも愚かであり、 わたしには人の悟りがない。 わたしはまだ知恵をならうことができず、 また、聖なる者を悟ることもできない。 天にのぼったり、下ったりしたのはだれか、 風をこぶしの中に集めたのはだれか、 水を着物に包んだのはだれか、 地のすべての限界を定めた者はだれか、 その名は何か、その子の名は何か、 あなたは確かにそれを知っている。 神の言葉はみな真実である、 神は彼に寄り頼む者の盾である。 その言葉に付け加えてはならない、 彼があなたを責め、あなたを偽り者とされないためだ。 わたしは二つのことをあなたに求めます、 わたしの死なないうちに、これをかなえてください。 うそ、偽りをわたしから遠ざけ、 貧しくもなく、また富みもせず、 ただなくてならぬ食物でわたしを養ってください。 飽き足りて、あなたを知らないといい、 「主とはだれか」と言うことのないため、 また貧しくて盗みをし、 わたしの神の名を汚すことのないためです。 あなたは、しもべのことをその主人に、 あしざまにいってはならない、 そうでないと彼はあなたをのろい、 あなたは罪をきせられる。 世には父をのろったり、母を祝福しない者がある。 世には自分の目にみずからを清い者として、 なおその汚れを洗われないものがある。 世にはまた、このような人がある―― ああ、その目のいかに高きことよ、 またそのまぶたのいかにつりあがっていることよ。 世にはまたつるぎのような歯をもち、 刀のようなきばをもって、 貧しい者を地の上から、 乏しい者を人の中から食い滅ぼすものがある。 蛭にふたりの娘があって、 「与えよ、与えよ」という。 飽くことを知らないものが三つある、 いや、四つあって、 皆「もう、たくさんです」と言わない。 すなわち陰府、不妊の胎、水にかわく地、 「もう、たくさんだ」といわない火がそれである。 自分の父をあざけり、 母に従うのを卑しいこととする目は、 谷のからすがこれをつつき出し、 はげたかがこれを食べる。 わたしにとって不思議にたえないことが三つある、 いや、四つあって、わたしには悟ることができない。 すなわち空を飛ぶはげたかの道、 岩の上を這うへびの道、 海をはしる舟の道、 男の女にあう道がそれである。 遊女の道もまたそうだ、 彼女は食べて、その口をぬぐって、 「わたしは何もわるいことはしない」と言う。 地は三つのことによって震う、 いや、四つのことによって、耐えることができない。 すなわち奴隷たる者が王となり、 愚かな者が食物に飽き、 忌みきらわれた女が嫁に行き、 はしためが女主人のあとにすわることである。 この地上に、小さいけれども、 非常に賢いものが四つある。 ありは力のない種類だが、 その食糧を夏のうちに備える。