箴言 25:3-24
箴言 25:3-24 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)
天の高さと地の深さと、王たる者の心とは測ることができない。 銀から、かなくそを除け、そうすれば、銀細工人が器を造る材料となる。 王の前から悪しき者を除け、そうすれば、その位は正義によって堅く立つ。 王の前で自ら高ぶってはならない、偉い人の場に立ってはならない。 尊い人の前で下にさげられるよりは、「ここに上がれ」といわれるほうがましだ。 あなたが目に見たことを、軽々しく法廷に出してはならない。あとになり、あなたが隣り人にはずかしめられるとき、あなたはどうしようとするのか。 隣り人と争うことがあるならば、ただその人と争え、他人の秘密をもらしてはならない。 そうでないと、聞く者があなたをいやしめ、あなたは、いつまでもそしられる。 おりにかなって語る言葉は、銀の彫り物に金のりんごをはめたようだ。 知恵をもって戒める者は、これをきく者の耳にとって、金の耳輪、精金の飾りのようだ。 忠実な使者はこれをつかわす者にとって、刈入れの日に冷やかな雪があるようだ、よくその主人の心を喜ばせる。 贈り物をすると偽って誇る人は、雨のない雲と風のようだ。 忍耐をもって説けば君も言葉をいれる、柔らかな舌は骨を砕く。 蜜を得たならば、ただ足るほどにこれを食べよ、おそらくは食べすごして、それを吐き出すであろう。 隣り人の家に足をしげくしてはならない、おそらくは彼は煩わしくなって、あなたを憎むようになろう。 隣り人に敵して偽りのあかしを立てる人は、こん棒、つるぎ、または鋭い矢のようだ。 悩みに会うとき不信実な者を頼みにするのは、悪い歯、またはなえた足を頼みとするようなものだ。 心の痛める人の前で歌をうたうのは、寒い日に着物を脱ぐようであり、また傷の上に酢をそそぐようだ。 もしあなたのあだが飢えているならば、パンを与えて食べさせ、もしかわいているならば水を与えて飲ませよ。 こうするのは、火を彼のこうべに積むのである、主はあなたに報いられる。 北風は雨を起し、陰言をいう舌は人の顔を怒らす。 争いを好む女と一緒に家におるよりは、屋根のすみにおるほうがよい。
箴言 25:2-24 リビングバイブル (JCB)
物事を秘密にするのは神の特権、 それを探り出すのは王の特権です。 だから、天の高さや地の深さ、 それに王の考えを知ることはできません。 銀からかすを除けば良い入れ物ができ、 宮廷から心の腐った役人を追い出せば 正しい政治ができます。 自分が有力な貴族でもあるかのように、 ずうずうしく王の前に出てはいけません。 列の最後に回されて、みんなの前で恥をかくより、 呼ばれるまでじっと待つほうが利口です。 かっとなって、 よく考えもせずに人を訴えてはいけません。 引っ込みがつかなくなり、 おまけに裁判にも負けたらどうするのでしょうか。 そんな恥をかかないためにも、 まず二人だけでよく話し合いなさい。 第三者に告げ口して、 陰口をたたいたといって責められないためです。 口に出してしまったことばを 取り消すことはできません。 ほんとうに必要なときに的確なことばで忠告するのは、 銀の器に金のりんごを盛るようなものです。 正しい批判を聞くのは、 勲章を受けるようにありがたいものです。 使用人がよく言いつけを聞いてくれるのは、 真夏の涼しい日のように気持ちのよいものです。 贈り物をすると約束しながらそれを破る者は、 雨を一滴も降らせずに荒野を横切る雲のようです。 小さな水のしずくでも、 長い間には堅い岩をけずります。 同じように、じっと忍耐していれば、 やわらかい舌が堅い骨を砕くことになるのです。 いくら好きな物でも、 食べすぎると気持ちが悪くなります。 近所だからといって、 人の家にあまり通いすぎるときらわれます。 うそを言いふらすのは、 斧を振り回したり、刃物で切りかかったり、 鋭い矢を射かけたりするのと同じです。 あてにならない人に頼るのは、 痛む歯でかみ、折れた足で走るようなものです。 気が沈んでいる人のそばで騒ぐのは、 寒さに震えている人の上着を盗み、 傷口に塩をすり込むようなものです。 敵がお腹をすかせていたら食べさせ、 のどが渇いていたら飲ませなさい。 そうすれば、相手は恥じ入り、 あなたは主からほうびをもらえます。 北風が吹くと寒くなるように、 陰口をたたかれると腹が立ちます。 怒りっぽい女と大邸宅に住むより、 屋根裏部屋の片隅で暮らすほうがましです。
箴言 25:3-24 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)
天の高さと地の深さ、そして王の心の極め難さ。 銀から不純物を除け。 そうすれば細工人は器を作ることができる。 王の前から逆らう者を除け。 そうすれば王位は正しく継承される。 王の前でうぬぼれるな。 身分の高い人々の場に立とうとするな。 高貴な人の前で下座に落とされるよりも 上座に着くようにと言われる方がよい。 何ごとかを目にしても 性急に争いの場に引き出そうとするな。 そのため友人に嘲られることになったら 将来どうするつもりか。 自分のことについて友人と言い争うのはよいが 他人の秘密を漏らしてはならない。 それを聞いた人があなたを恥に落とし あなたの悪評は去らないであろう。 時宜にかなって語られる言葉は 銀細工に付けられた金のりんご。 聞き分ける耳に与えられる賢い懲らしめは 金の輪、純金の飾り。 忠実な使者は遣わす人にとって 刈り入れの日の冷たい雪。 主人の魂を生き返らせる。 雨雲が垂れこめ風が吹くのに雨が降らない。 与えもしない贈り物について吹聴する人。 忍耐強く対すれば隊長も誘いに応じる。 穏やかに語る舌は骨をも砕く。 蜂蜜を見つけたら欲しいだけ食べるがよい。 しかし食べ過ぎて吐き出すことにならぬように。 友人の家に足を運ぶのはまれにせよ 飽きられ、嫌われることのないように。 こん棒、剣、鋭い矢 友人に対して偽証を立てる者。 悪い歯、よろめく足 苦難の襲うとき、欺く者を頼りにすること。 寒い日に衣を脱がせる者 ソーダの上に酢を注ぐ者 苦しむ心に向かって歌をうたう者。 あなたを憎む者が飢えているならパンを与えよ。 渇いているなら水を飲ませよ。 こうしてあなたは炭火を彼の頭に積む。 そして主があなたに報いられる。 北風は雨をもたらし 陰口をたたく舌は憤りの表情をもたらす。 いさかいの好きな妻と一緒に家にいるよりは 屋根の片隅に座っている方がよい。
箴言 25:3-24 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)
天の高さと地の深さと、 王たる者の心とは測ることができない。 銀から、かなくそを除け、 そうすれば、銀細工人が器を造る材料となる。 王の前から悪しき者を除け、 そうすれば、その位は正義によって堅く立つ。 王の前で自ら高ぶってはならない、 偉い人の場に立ってはならない。 尊い人の前で下にさげられるよりは、 「ここに上がれ」といわれるほうがましだ。 あなたが目に見たことを、 軽々しく法廷に出してはならない。 あとになり、あなたが隣り人にはずかしめられるとき、 あなたはどうしようとするのか。 隣り人と争うことがあるならば、ただその人と争え、 他人の秘密をもらしてはならない。 そうでないと、聞く者があなたをいやしめ、 あなたは、いつまでもそしられる。 おりにかなって語る言葉は、 銀の彫り物に金のりんごをはめたようだ。 知恵をもって戒める者は、これをきく者の耳にとって、 金の耳輪、精金の飾りのようだ。 忠実な使者はこれをつかわす者にとって、 刈入れの日に冷やかな雪があるようだ、 よくその主人の心を喜ばせる。 贈り物をすると偽って誇る人は、 雨のない雲と風のようだ。 忍耐をもって説けば君も言葉をいれる、 柔らかな舌は骨を砕く。 蜜を得たならば、ただ足るほどにこれを食べよ、 おそらくは食べすごして、それを吐き出すであろう。 隣り人の家に足をしげくしてはならない、 おそらくは彼は煩わしくなって、 あなたを憎むようになろう。 隣り人に敵して偽りのあかしを立てる人は、 こん棒、つるぎ、または鋭い矢のようだ。 悩みに会うとき不信実な者を頼みにするのは、 悪い歯、またはなえた足を頼みとするようなものだ。 心の痛める人の前で歌をうたうのは、 寒い日に着物を脱ぐようであり、 また傷の上に酢をそそぐようだ。 もしあなたのあだが飢えているならば、 パンを与えて食べさせ、 もしかわいているならば水を与えて飲ませよ。 こうするのは、火を彼のこうべに積むのである、 主はあなたに報いられる。 北風は雨を起し、 陰言をいう舌は人の顔を怒らす。 争いを好む女と一緒に家におるよりは、 屋根のすみにおるほうがよい。