ルカによる福音書 19:40-48

ルカによる福音書 19:40-48 リビングバイブル (JCB)

ところが、イエスはお答えになりました。「その人たちが黙っても、道ばたの石が叫びだします。」 さらにエルサレムに近づいた時、イエスは都をごらんになり、都のために涙をこぼされました。 「永遠の平和がすぐ手の届くところにあったのに、この町はそれをはねつけてしまいました。もう遅すぎます。 敵が城壁に土塁を築き、町を包囲し、攻め寄せ、 子どもたちもろとも地面にたたきつけるでしょう。一つの石もほかの石の上に残らないほど、完全に破壊されます。この町は神の訪れの時を知らなかったからです。」 このあと、イエスは宮(神殿)に入り、境内で商売していた者たちを追い出しにかかりました。そして、強い調子で言われました。 「聖書に、『わたしの家(神殿)は祈りの家と呼ばれる』と、はっきり書いてあるではありませんか。それなのに、あなたがたは強盗の巣にしてしまったのです。」 その日からイエスは、毎日、宮で教え始められました。一方、祭司長や他の宗教的指導者、それに町の実力者たちは、イエスを殺すうまい方法はないかと、機会をねらっていましたが、 手出しができませんでした。民衆がみな、イエスを英雄視し、イエスの話に熱心に耳を傾けていたからです。

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