エレミヤ書 12:1-15

エレミヤ書 12:1-15 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)

主よ、わたしがあなたと論じ争う時、あなたは常に正しい。しかしなお、わたしはあなたの前に、さばきのことを論じてみたい。悪人の道がさかえ、不信実な者がみな繁栄するのはなにゆえですか。 あなたが彼らを植えられたので、彼らは根づき、育って、実を結びます。彼らは口ではあなたに近づきますが、心はあなたから遠ざかっています。 主よ、あなたはわたしを知り、わたしを見、わたしの心があなたに対していかにあるかを試みられます。ほふるために羊を引き出すように、彼らを引き出し、殺す日にそなえて、彼らを残しておいてください。 いつまで、この地は嘆き、どの畑の野菜も枯れていてよいでしょうか。この地に住む者の悪によって、獣と鳥は滅びうせます。人々は言いました、「彼はわれわれの終りを見ることはない」と。 「もしあなたが、徒歩の人と競争して疲れるなら、どうして騎馬の人と競うことができようか。もし安全な地で、あなたが倒れるなら、ヨルダンの密林では、どうするつもりか。 あなたの兄弟たち、あなたの父の家のものさえ、あなたを欺き、大声をあげて、あなたを追っている。彼らが親しげにあなたに語ることがあっても、彼らを信じてはならない」。 「わたしはわが家を離れ、わが嗣業を捨て、わが魂の愛する者を敵の手に渡した。 わたしの嗣業は、わたしにとって林の中のししのようになった。これはわたしに向かってその声をあげる。それゆえわたしはこれを憎む。 わたしの嗣業は、わたしにとって、斑点のある猛禽のようではないか。他の猛禽がこれを囲んでいるではないか。行って、野の獣をみな集め、連れてきてこれを食べさせよ。 多くの牧者たちはわたしのぶどう畑を滅ぼし、わたしの地を踏み荒した。わたしの麗しい地を荒れた野にした。 彼らはこれを荒れ地としてしまった。その荒れ地がわたしに向かって嘆くのだ。全地は荒れ地にされた。しかし、ひとりもこれを心に留める者はない。 滅ぼす者どもが荒野のすべての、はげ山の上にきた。主のつるぎが、地の、この果から、かの果までを滅ぼすのだ。命あるものは安らかであることができない。 彼らは麦をまいて、いばらを刈り取る。苦労してもなんの利益もない。彼らはその収穫を恥じるようになる。主の激しい怒りによってである」。 わたしがわが民イスラエルにつがせた嗣業に手を触れるすべての悪い隣り人について、主はこう言われる、「見よ、わたしは彼らをその地から抜き出し、ユダの家を彼らのうちから抜き出す。 わたしは、彼らを抜き出したのちに、また彼らをあわれんで、それぞれその嗣業に導き返し、おのおのを、その地に帰らせる。

エレミヤ書 12:1-15 リビングバイブル (JCB)

神よ。これまでどんな問題にも、 あなたはいつも正義をもって答えてくださいました。 しかし今度は論じ合いたいのです。 どうして、悪人がこんなに栄えているのですか。 どうして、心の曲がった者が こんなにも幸福なのですか。 神が彼らを植えると、彼らは根を張り、 その事業は発展します。 大きな利益をあげ、大金持ちになります。 彼らは、口では「神様、ありがとうございます」 と言いますが、心の中では舌を出しているのです。 私の心をご存じである主よ。 あなたは私がどんなにあなたを慕っているか、ご存じです。 神よ、どうか彼らを、哀れな羊のように、 ほふり場に引いて行ってください。 ああ神よ、彼らをさばいてください。 あなたのものであるこの地を、 いつまで彼らのなすままにされるのですか。 野の草でさえ、彼らの悪事のためにうめき、 泣いています。 野獣や鳥は姿を消し、地は荒れ果てました。 それでもなお人々は、 「神がわれわれをさばくはずがない。 われわれは全く安全だ」と言います。 主は私に、こう答えました。 「もしおまえが、このアナトテの住民のような、 ただの人間と競走して息を切らせるとしたら、 どうして、馬や王、その家来、悪い祭司を相手に 競争できるだろうか。 平地でつまずき、倒れるとしたら、 ヨルダンの密林ではどうなるのか。 兄弟や家族でさえ、おまえに背いたのだ。 彼らは暴徒を呼んで、おまえに乱暴しようとした。 だから、彼らがどんなに愛想よく話しかけてきても、 信じてはならない。」 主は、続けて言いました。 「わたしは、わたしの相続財産である民を見限った。 一番愛している者たちを、敵の手に渡した。 わたしの民は、密林のライオンのように、 わたしに向かってうなり声を上げた。 そのため、わたしは彼らを、 憎んでいる者のように扱った。 わたしの民は倒れた。 わたしは、はげたかと野獣の群れに、 その死体の肉を食べさせる。」 多くの外国の支配者が来て、私のぶどう園を荒らし、 木を踏みにじり、 美しい地所を草木の生えない荒野にしました。 彼らはそこを人の住まない地としました。 泣いている悲しげな声が聞こえます。 全地は荒れ果てているのに、 誰ひとり心に留めようとしません。 あらゆるものを破壊する軍隊が、全地を荒らします。 主の剣が国の端から端まで暴れ回るので、 だれも逃げることができません。 小麦をまいても、刈り取るのはいばらです。 どんなに汗水流して働いても、 何の足しにもなりません。 ただ恥を刈り取るだけです。 主の激しい怒りが注がれるからです。 今度は、ご自分の民イスラエルに与えた地を包囲する悪い国々への宣告です。「わたしはおまえたちを、ユダにしたと同じように、おまえたちの国から引き抜く。 だが、あとになって同情を寄せ、おまえたちの相続地である国へ連れ戻す。

エレミヤ書 12:1-15 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)

正しいのは、主よ、あなたです。 それでも、わたしはあなたと争い 裁きについて論じたい。 なぜ、神に逆らう者の道は栄え 欺く者は皆、安穏に過ごしているのですか。 あなたが彼らを植えられたので 彼らは根を張り 育って実を結んでいます。 口先ではあなたに近く 腹ではあなたから遠いのです。 主よ、あなたはわたしをご存じです。 わたしを見て、あなたに対するわたしの心を 究められたはずです。 彼らを屠られる羊として引き出し 殺戮の日のために取り分けてください。 いつまで、この地は乾き 野の青草もすべて枯れたままなのか。 そこに住む者らの悪が 鳥や獣を絶やしてしまった。 まことに、彼らは言う。 「神は我々の行く末を見てはおられない」と。 あなたが徒歩で行く者と競っても疲れるなら どうして馬で行く者と争えようか。 平穏な地でだけ、安んじていられるのなら ヨルダンの森林ではどうするのか。 あなたの兄弟や父の家の人々 彼らでさえあなたを欺き 彼らでさえあなたの背後で徒党を組んでいる。 彼らを信じるな 彼らが好意を示して話しかけても。 わたしはわたしの家を捨て わたしの嗣業を見放し わたしの愛するものを敵の手に渡した。 わたしの嗣業はわたしに対して 森の中の獅子となり わたしに向かってうなり声をあげる。 わたしはそれを憎む。 わたしの嗣業はわたしにとって 猛禽がその上を舞っている ハイエナのねぐらなのだろうか。 野の獣よ、集まって餌を襲え。 多くの牧者がわたしのぶどう畑を滅ぼし わたしの所有地を踏みにじった。 わたしの喜びとする所有地を 打ち捨てられた荒れ野とし それを打ち捨てられて嘆く地とした。 それは打ち捨てられてわたしの前にある。 大地はすべて打ち捨てられ 心にかける者もない。 荒れ野の裸の山に略奪する者が来る。 主の剣はむさぼる 地の果てから果てまで。 すべて肉なる者に平和はない。 麦を蒔いても、刈り取るのは茨でしかない。 力を使い果たしても、効果はない。 彼らは収穫がなくてうろたえる 主の怒りと憤りのゆえに。 主はこう言われる。「わたしが、わたしの民イスラエルに継がせた嗣業に手を触れる近隣の悪い民をすべて、彼らの地から抜き捨てる。また、ユダの家を彼らの間から抜き取る。 わたしは彼らを抜き取った後、再び彼らを憐れみ、そのひとりひとりをその嗣業に、その土地に帰らせる。

エレミヤ書 12:1-15 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)

主よ、わたしがあなたと論じ争う時、 あなたは常に正しい。 しかしなお、わたしはあなたの前に、 さばきのことを論じてみたい。 悪人の道がさかえ、 不信実な者がみな繁栄するのはなにゆえですか。 あなたが彼らを植えられたので、 彼らは根づき、育って、実を結びます。 彼らは口ではあなたに近づきますが、 心はあなたから遠ざかっています。 主よ、あなたはわたしを知り、わたしを見、 わたしの心があなたに対して いかにあるかを試みられます。 ほふるために羊を引き出すように、彼らを引き出し、 殺す日にそなえて、彼らを残しておいてください。 いつまで、この地は嘆き、 どの畑の野菜も枯れていてよいでしょうか。 この地に住む者の悪によって、 獣と鳥は滅びうせます。 人々は言いました、 「彼はわれわれの終りを見ることはない」と。 「もしあなたが、徒歩の人と競争して疲れるなら、 どうして騎馬の人と競うことができようか。 もし安全な地で、あなたが倒れるなら、 ヨルダンの密林では、どうするつもりか。 あなたの兄弟たち、あなたの父の家のものさえ、 あなたを欺き、大声をあげて、あなたを追っている。 彼らが親しげにあなたに語ることがあっても、 彼らを信じてはならない」。 「わたしはわが家を離れ、わが嗣業を捨て、 わが魂の愛する者を敵の手に渡した。 わたしの嗣業は、わたしにとって 林の中のししのようになった。 これはわたしに向かってその声をあげる。 それゆえわたしはこれを憎む。 わたしの嗣業は、わたしにとって、 斑点のある猛禽のようではないか。 他の猛禽がこれを囲んでいるではないか。 行って、野の獣をみな集め、 連れてきてこれを食べさせよ。 多くの牧者たちはわたしのぶどう畑を滅ぼし、 わたしの地を踏み荒した。 わたしの麗しい地を荒れた野にした。 彼らはこれを荒れ地としてしまった。 その荒れ地がわたしに向かって嘆くのだ。 全地は荒れ地にされた。 しかし、ひとりもこれを心に留める者はない。 滅ぼす者どもが荒野のすべての、はげ山の上にきた。 主のつるぎが、地の、この果から、 かの果までを滅ぼすのだ。 命あるものは安らかであることができない。 彼らは麦をまいて、いばらを刈り取る。 苦労してもなんの利益もない。 彼らはその収穫を恥じるようになる。 主の激しい怒りによってである」。 わたしがわが民イスラエルにつがせた嗣業に手を触れるすべての悪い隣り人について、主はこう言われる、「見よ、わたしは彼らをその地から抜き出し、ユダの家を彼らのうちから抜き出す。 わたしは、彼らを抜き出したのちに、また彼らをあわれんで、それぞれその嗣業に導き返し、おのおのを、その地に帰らせる。