サムエル記下 22:1-36
サムエル記下 22:1-36 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)
ダビデは主がもろもろの敵の手とサウルの手から、自分を救い出された日に、この歌の言葉を主に向かって述べ、 彼は言った、「主はわが岩、わが城、わたしを救う者、 わが神、わが岩。わたしは彼に寄り頼む。わが盾、わが救の角、わが高きやぐら、わが避け所、わが救主。あなたはわたしを暴虐から救われる。 わたしは、ほめまつるべき主に呼ばわって、わたしの敵から救われる。 死の波はわたしをとりまき、滅びの大水はわたしを襲った。 陰府の綱はわたしをとりかこみ、死のわなはわたしに、たち向かった。 苦難のうちにわたしは主を呼び、またわが神に呼ばわった。主がその宮からわたしの声を聞かれて、わたしの叫びはその耳にとどいた。 その時地は震いうごき、天の基はゆるぎふるえた。彼が怒られたからである。 煙はその鼻からたち上り、火はその口から出て焼きつくし、白熱の炭は彼から燃え出た。 彼は天を低くして下られ、暗やみが彼の足の下にあった。 彼はケルブに乗って飛び、風の翼に乗ってあらわれた。 彼はその周囲に幕屋として、やみと濃き雲と水の集まりとを置かれた。 そのみ前の輝きから炭火が燃え出た。 主は天から雷をとどろかせ、いと高き者は声を出された。 彼はまた矢を放って彼らを散らし、いなずまを放って彼らを撃ち破られた。 主のとがめと、その鼻のいぶきとによって、海の底はあらわれ、世界の基が、あらわになった。 彼は高き所から手を伸べてわたしを捕え、大水の中からわたしを引き上げ、 わたしの強い敵と、わたしを憎む者とからわたしを救われた。彼らはわたしにとって、あまりにも強かったからだ。 彼らはわたしの災の日にわたしに、たち向かった。しかし主はわたしの支柱となられた。 彼はまたわたしを広い所へ引きだされ、わたしを喜ばれて、救ってくださった。 主はわたしの義にしたがってわたしに報い、わたしの手の清きにしたがってわたしに報いかえされた。 それは、わたしが主の道を守り、悪を行わず、わが神から離れたことがないからである。 そのすべてのおきてはわたしの前にあって、わたしはその、み定めを離れたことがない。 わたしは主の前に欠けた所なく、自らを守って罪を犯さなかった。 それゆえ、主はわたしの義にしたがい、その目のまえにわたしの清きにしたがって、わたしに報いられた。 忠実な者には、あなたは忠実な者となり、欠けた所のない人には、あなたは欠けた所のない者となり、 清い者には、あなたは清い者となり、まがった者には、かたいぢな者となられる。 あなたはへりくだる民を救われる、しかしあなたの目は高ぶる者を見てこれをひくくせられる。 まことに、主よ、あなたはわたしのともし火、わが神はわたしのやみを照される。 まことに、あなたによってわたしは敵軍をふみ滅ぼし、わが神によって石がきをとび越えることができる。 この神こそ、その道は非のうちどころなく、主の約束は真実である。彼はすべて彼に寄り頼む者の盾である。 主のほかに、だれが神か、われらの神のほか、だれが岩であるか。 この神こそわたしの堅固な避け所であり、わたしの道を安全にされた。 わたしの足をめじかの足のようにして、わたしを高い所に安全に立たせ、 わたしの手を戦いに慣らされたので、わたしの腕は青銅の弓を引くことができる。 あなたはその救の盾をわたしに与え、あなたの助けは、わたしを大いなる者とされた。
サムエル記下 22:1-36 リビングバイブル (JCB)
主がサウルや他のあらゆる敵から救い出してくださった時、ダビデは主に歌いました。 「主は私の岩、私のとりで、私の救い主。 私はそのうちに隠れよう。 神こそ私の岩、隠れ家、私の盾、救い、 逃れ場となるやぐら。 すべての敵から救い出してくださった方に感謝しよう。 私はこのお方にすがろう。 主には賛美がふさわしい。 すべての敵から救い出してくださるお方だから。 死の波が私を取り巻き、 悪の洪水が私に襲いかかった。 私は罠にかかり、死とよみに縛られた。 苦しみの中で主を呼び求めると、 主は神殿でその叫びを聞かれた。 私の叫びがお耳に届いた。 すると、地が揺れ動いた。 天の基もおののき震える。 主はお怒りになったのだ。 噴煙がその鼻から立ちのぼり、 火が口からほとばしり出て あらゆるものをなめ尽くし、 全世界を火だるまにした。 主は天を押し曲げて、地に降りて来られ、 黒雲に乗って進まれた。 主は栄光の御使いの背に乗り、 風の翼に乗って来られた。 暗闇が主を取り囲み、 厚い雲がたれ込めても、 地は主の輝きで、まばゆいばかりにきらめいた。 主は天から雷鳴をとどろかせ、 すべての神々にまさる方の雄叫びが響き渡った。 主はいなずまの矢を放って敵をかき乱された。 その息吹によって海は真っ二つに裂け、 海の底が現れた。 主は御手を差し伸べて 大水の中から救い上げてくださった。 強敵から、憎む者から、 とても太刀打ちできない者たちの手から、 主は私を救い出してくださった。 災いの日に、彼らは襲いかかって来た。 しかし、救い主が私の味方だ。 主は私を救い出し、鎖をといてくださった。 私を喜びとされたからだ。 私が正しかったから、手を汚さなかったから、 報いてくださったのだ。 私は主から離れなかった。 主のおきてを心に刻み、ひたすら守り通した。 主への完全な従順と罪との訣別。 それが豊かな報いにつながった。 主は私の正しさときよさを知っておられる。 あなたは恵み深い者には恵み深く、 非の打ちどころのない者には 非の打ちどころなく現れてくださる方。 あなたは、きよい者にはご自身のきよさを示し、 汚れた者には滅びをもたらされる方。 あなたは悩みのうちにある者を救い、 高慢な者の鼻をへし折られる。 あなたの目は一挙一動を見逃さない。 ああ主よ。あなたは私のともしび。 目の前の暗闇を照らし出される。 あなたの力を受けて、私は敵を破り、 あなたの勢いを借りて城壁を飛び越える。 神の道は完全、主のことばは真実。 主は、すべて身を寄せる者の盾。 主をおいてほかに神はなく、 主のほかには救い主はいない。 神こそ強固なとりで。 そこで私は安全に守られる。 神は岩場に立つ鹿のように 正しい者の歩みをしっかり支えてくださる。 戦いのために私を鍛え、 青銅の弓を引く力を養ってくださる。 あなたの救いの盾は私のものとなり、 あなたの慈愛は私を強くする。
サムエル記下 22:1-36 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)
ダビデは、主がすべての敵の手から、またサウルの手から彼を救い出された日に、次の言葉をもって主に歌をささげた。 主はわたしの岩、砦、逃れ場 わたしの神、大岩、避けどころ わたしの盾、救いの角、砦の塔。 わたしを逃れさせ、わたしに勝利を与え 不法から救ってくださる方。 ほむべき方、主をわたしは呼び求め 敵から救われる。 死の波がわたしを囲み 奈落の激流がわたしをおののかせ 陰府の縄がめぐり 死の網が仕掛けられている。 苦難の中から主を呼び求め わたしの神を呼び求めると その声は神殿に響き 叫びは御耳に届く。 主の怒りに地は揺れ動き 天の基は震え、揺らぐ。 御怒りに煙は噴き上がり 御口の火は焼き尽くし、炭火となって燃えさかる。 主は天を傾けて降り 密雲を足もとに従え ケルビムを駆って飛び 風の翼に乗って現れる。 周りに闇を置き 暗い雨雲、立ち込める霧を幕屋とされる。 御前の輝きの中から炭火が燃え上がる。 主は天から雷鳴をとどろかせ いと高き神は御声をあげられる。 主の矢は飛び交い 稲妻は散乱する。 主の叱咤に海の底は姿を現し 主の怒りの息に世界はその基を示す。 主は高い天から御手を伸ばしてわたしをとらえ 大水の中から引き上げてくださる。 敵は力があり わたしを憎む者は勝ち誇っているが なお、主はわたしを救い出される。 彼らが攻め寄せる災いの日 主はわたしの支えとなり わたしを広い所に導き出し、助けとなり 喜び迎えてくださる。 主はわたしの正しさに報いてくださる。 わたしの手の清さに応じて返してくださる。 わたしは主の道を守り わたしの神に背かない。 わたしは主の裁きをすべて前に置き 主の掟を遠ざけない。 わたしは主に対して無垢であろうとし 罪から身を守る。 主はわたしの正しさに応じて返してくださる。 御目の前にわたしは清い。 あなたの慈しみに生きる人に あなたは慈しみを示し 無垢な人には無垢に 清い人には清くふるまい 心の曲がった者には策略を用いられる。 あなたは貧しい民を救い上げ 御目は驕る者を引き下ろされる。 主よ、あなたはわたしのともし火 主はわたしの闇を照らしてくださる。 あなたによって、わたしは敵軍を追い散らし わたしの神によって、城壁を越える。 神の道は完全 主の仰せは火で練り清められている。 すべて御もとに身を寄せる人に 主は盾となってくださる。 主のほかに神はない。 神のほかに我らの岩はない。 神はわたしの力ある砦 わたしの道を完全にし わたしの足を鹿のように速くし 高い所に立たせ 手に戦いの技を教え 腕に青銅の弓を引く力を帯びさせてくださる。 あなたは救いの盾をわたしに授け 自ら降り、わたしを強い者としてくださる。
サムエル記下 22:1-36 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)
ダビデは主がもろもろの敵の手とサウルの手から、自分を救い出された日に、この歌の言葉を主に向かって述べ、 彼は言った、 「主はわが岩、わが城、わたしを救う者、 わが神、わが岩。 わたしは彼に寄り頼む。 わが盾、わが救の角、 わが高きやぐら、わが避け所、 わが救主。 あなたはわたしを暴虐から救われる。 わたしは、ほめまつるべき主に呼ばわって、 わたしの敵から救われる。 死の波はわたしをとりまき、 滅びの大水はわたしを襲った。 陰府の綱はわたしをとりかこみ、 死のわなはわたしに、たち向かった。 苦難のうちにわたしは主を呼び、 またわが神に呼ばわった。 主がその宮からわたしの声を聞かれて、 わたしの叫びはその耳にとどいた。 その時地は震いうごき、 天の基はゆるぎふるえた。 彼が怒られたからである。 煙はその鼻からたち上り、 火はその口から出て焼きつくし、 白熱の炭は彼から燃え出た。 彼は天を低くして下られ、 暗やみが彼の足の下にあった。 彼はケルブに乗って飛び、 風の翼に乗ってあらわれた。 彼はその周囲に幕屋として、 やみと濃き雲と水の集まりとを置かれた。 そのみ前の輝きから 炭火が燃え出た。 主は天から雷をとどろかせ、 いと高き者は声を出された。 彼はまた矢を放って彼らを散らし、 いなずまを放って彼らを撃ち破られた。 主のとがめと、その鼻のいぶきとによって、 海の底はあらわれ、 世界の基が、あらわになった。 彼は高き所から手を伸べてわたしを捕え、 大水の中からわたしを引き上げ、 わたしの強い敵と、わたしを憎む者とから わたしを救われた。 彼らはわたしにとって、あまりにも強かったからだ。 彼らはわたしの災の日にわたしに、たち向かった。 しかし主はわたしの支柱となられた。 彼はまたわたしを広い所へ引きだされ、 わたしを喜ばれて、救ってくださった。 主はわたしの義にしたがってわたしに報い、 わたしの手の清きにしたがって わたしに報いかえされた。 それは、わたしが主の道を守り、悪を行わず、 わが神から離れたことがないからである。 そのすべてのおきてはわたしの前にあって、 わたしはその、み定めを離れたことがない。 わたしは主の前に欠けた所なく、 自らを守って罪を犯さなかった。 それゆえ、主はわたしの義にしたがい、 その目のまえにわたしの清きにしたがって、 わたしに報いられた。 忠実な者には、あなたは忠実な者となり、 欠けた所のない人には、 あなたは欠けた所のない者となり、 清い者には、あなたは清い者となり、 まがった者には、かたいぢな者となられる。 あなたはへりくだる民を救われる、 しかしあなたの目は高ぶる者を見て これをひくくせられる。 まことに、主よ、あなたはわたしのともし火、 わが神はわたしのやみを照される。 まことに、あなたによって わたしは敵軍をふみ滅ぼし、 わが神によって石がきをとび越えることができる。 この神こそ、その道は非のうちどころなく、 主の約束は真実である。 彼はすべて彼に寄り頼む者の盾である。 主のほかに、だれが神か、 われらの神のほか、だれが岩であるか。 この神こそわたしの堅固な避け所であり、 わたしの道を安全にされた。 わたしの足をめじかの足のようにして、 わたしを高い所に安全に立たせ、 わたしの手を戦いに慣らされたので、 わたしの腕は青銅の弓を引くことができる。 あなたはその救の盾をわたしに与え、 あなたの助けは、わたしを大いなる者とされた。