五人の王は戦いの最中に逃げ出し、マケダのほら穴に身を潜めていました。 その王たちが見つかったという知らせを受けたヨシュアは、 ほら穴の入口を大きな石でふさぎ、番兵を立てて、見張るよう命じました。 続いて、ヨシュアは全軍に命じました。「敵のあとを追い、しんがりから切って捨てよ。みすみす生かして帰らせてはならない。主が敵を全滅させるために、力を貸してくださるからだ。」 ヨシュアとイスラエル軍は、追撃の手を少しもゆるめず、五人の王の連合軍を全滅させました。ただ、ほんの一握りの者が生き残って、いのちからがら自分たちの町へ逃げ込みました。 一方イスラエル軍は一人の兵士も失うことなく、マケダの陣営のヨシュアのもとに引き揚げたのです。このことがあってから、もはやイスラエルに刃向かう者はいなくなりました。 さてヨシュアは、部下に命じて、ほら穴の入口から石を取り除き、エルサレム、ヘブロン、ヤルムテ、ラキシュ、エグロンの五人の王を連れて来させました。 そして、イスラエル軍の指揮官たちに、王たちの首を踏みつけるよう命じ、 言いました。「恐れたり、失望したりしてはならない。雄々しくあり、勇気を出しなさい。主は、すべての敵にこのようになさるからだ。」 それから、ヨシュアは五人の王を次々に打ち、死体を五本の木にかけて、夕方までさらしました。 日が沈むころ、死体を木から降ろさせ、彼らが隠れていたほら穴に投げ込むよう命じました。入口には石を山のように積み上げました。それは今も残っています。 同じ日、ヨシュアはマケダの町を占領し、王と全住民を打ちました。 次に、イスラエル軍はリブナへ向かい、 そこでも、主がその町と王をイスラエルの手に渡したので、エリコと同様、最後の一人に至るまで剣で打ちました。 さらにイスラエル軍は、リブナからラキシュを目指し、攻撃をかけました。 二日目に、主がその町をイスラエルの手に渡したので、ここでもリブナ同様、全住民が打たれました。 ラキシュ攻撃のさなか、ゲゼルの王ホラムが、ラキシュへ援軍を率いてやって来ましたが、ヨシュアはホラムをも倒して、彼らを一人も残しておきませんでした。 次いでイスラエル軍はラキシュからエグロンに進み、一日でエグロンを占領し、ラキシュと全く同じようにしました。 そのあとエグロンからヘブロンに進み、 その町と周囲の村々を片っぱしから占領し、全住民を打ちました。 それからデビルに引き返し、 そこと周囲の村々をまたたく間に占領しました。そしてリブナと全く同じように、主と全住民を打ったのです。 こうして、ヨシュアが率いるイスラエル軍は、山地、ネゲブ、低地、および山の斜面の国々と王とを征服したのです。彼らはイスラエルの神、主が命じたとおり、その地に住む者を打ち滅ぼしました。 カデシュ・バルネアからガザまで、またゴシェンからギブオンまで、その地の全住民を打ったのです。 これらはすべて、一度の出撃で果たしたものでした。イスラエルの神、主が、イスラエルのために戦ったからです。 こうしてヨシュアは、全イスラエルを率い、ギルガルの陣営に凱旋しました。
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