ヤコブの手紙 3:7-18

ヤコブの手紙 3:7-18 JCB

人間は、あらゆる獣、鳥、魚、地をはうものを、思いのままに支配しています。 しかし、自分の舌だけは思いどおりにできません。舌はいつでも、死の毒を吐き出そうと待っているのです。 私たちはこの舌で、天の父なる神をほめたたえ、同じ舌で、神にかたどって造られた人間をのろいます。 賛美とのろいが同じ人の口から出るのです。愛する皆さん。こんなことがあってはなりません。 同じ泉の水が甘くなったり、苦くなったりするでしょうか。 いちじくの木にオリーブの実がなったり、ぶどうの木にいちじくの実がなったりするでしょうか。塩水の池から、真水を汲むこともできません。 良い生き方をする人は、柔和な行いを身につけた、知恵のある賢い人です。 しかし、もし自分にねたみや敵対心があるなら、決してその知恵をひけらかしてはいけません。それは偽善です。 ねたみや敵対心は、神からの知恵ではなく、この世のものであり、真理に逆らう悪霊から来るものです。 ねたみや敵対心のうず巻くところでは、秩序が乱れ、あらゆる悪がはびこっています。 しかし、神からの知恵は純粋であり、平和とおだやかなやさしさに満ち、思いやりと良い実に満ちています。 また、偏見や偽善がありません。平和をつくる人は、平和の種をまいて、義の実を結ばせるのです。