ホセア書 2:1-13

ホセア書 2:1-13 JCB

「イズレエルよ、あなたの弟と妹の名を改めよ。 弟をアミ(『今、あなたはわたしのもの』の意)、 妹をルハマ(『あわれみを受けた』の意)と呼ぶのだ。 神があわれみをかけようとしておられるからだ。 あなたたちの母親を責めよ。 彼女はほかの男の妻になったからだ。 わたしはもう彼女の夫ではない。 姦淫をやめ、ほかの男たちに身を任せないよう、 彼女に懇願するがいい。 もしやめなければ、わたしは彼女の着物をはいで 生まれた日のように裸にし、 ききんや日照りで地割れした土地にいるように、 渇きでやせ衰えて死ぬようにさせる。 わたしは彼女の子どもたちを、 わが子を愛するようには愛さない。 わたしの子ではなく、ほかの男の子どもだからだ。 それというのも、その母親が姦淫したからだ。 彼女は『ほかの男たちを追いかけよう。 食べ物、飲み物、着物のために身を売ろう』 と言って、恥ずかしいことをした。 わたしは、いばらの茂みで彼女を囲み、 道をふさいで迷わせる。 そのため、彼女が愛人たちを追いかけても、 追いつくことができない。 捜し回っても見つけることができない。 そこで、『夫のもとに戻ろうか。 今よりも、あの人といっしょの時のほうがよかった』 と考えるようになる。 彼女は、持っているものはすべて、 わたしが与えたものであることに気づかない。 彼女の神バアルを拝むために使った金や銀も、 全部わたしが与えたものだ。 だからわたしは、今からは、 わたしが欠かさず与えたぶどう酒と穀物を取り戻そう。 彼女の裸を覆うために与えた着物も取り戻そう。 もう、季節ごとの豊かな収穫を約束せず、 ぶどうの収穫の時にもぶどう酒を与えない。 さあ、彼女の裸を人前にさらして、 愛人たちに見せつけよう。 だれもわたしの手から彼女を救い出すことはできない。 彼女のすべての喜び、宴、休日、祭りをやめさせる。 彼女が愛人たちに報酬として要求した ぶどう畑と果樹園を荒らし、 雑木林のようにする。 野獣がその実を食う。 彼女が自分の偶像バアルのために香をたき、 耳輪や宝石を身につけ、 わたしを捨てて、恋人たちを探し求めて行ったこと、 こうしたすべてのことのために、 わたしは彼女に仕返しをする。」 主がこう言うのです。