ヨセフは泉のそばの実り豊かな木だ。その枝は伸びて垣根を覆う。 一度は、迫害する者に矢を射込まれ、ひどい手傷を負った。 だが、力あるヤコブの神、イスラエルを守る羊飼い、また岩である方のおかげで、みごと敵を打ち負かした。 先祖代々にわたり頼ってきた全能の神が、天の恵みと地の恵みをもって、あなたを祝福なさるように。大ぜいの子孫に恵まれ、 山々には穀物と花が満ち、永遠に変わらない祝福があるように。これが、かつて兄たちから追放されたヨセフの受ける祝福だ。 ベニヤミンはほえたける狼だ。明け方には敵を食い荒らし、夕べには戦利品を分け合う。」 こうして、彼らそれぞれにふさわしいことばで祝福を与えたのです。 それから、こうつけ加えました。「私はじきに死ぬ。そうしたらカナンの地に葬ってくれ。マムレに面したマクペラの野にあるほら穴を知っているだろう。おまえたちのひいおじいさんのアブラハムが、墓地にしようとヘテ人エフロンから買ったあの土地だ。 そこは一族の墓として代々使われ、私もレアをそこに葬った。よいか。私も必ずそこへ葬ってくれ。」 ヤコブはもう思い残すことはないと、安心して床について息を引き取りました。
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