エゼキエル書 30:2-22

エゼキエル書 30:2-22 JCB

「人の子よ、預言せよ。」 神である主は語ります。 「大声で泣け。恐ろしい日が間近に迫っている。 それは神の日、暗雲の垂れ込めた日、 諸国の民の絶望の日だ。 剣がエジプトに振り下ろされ、 殺された者で地が覆われる。 その富は奪い去られ、土台はくつがえされる。 エチオピヤも強奪される。 エチオピヤ、プテ、ルデ、アラビヤ、リビヤ、そのほかエジプトと同盟を結んだ国々はみな、その戦争で滅ぼされる。」 主がこう語るからです。 「エジプトの同盟国はみな滅び、 自慢していたエジプトの勢力も消え失せる。 エジプトの町はミグドルからセベネに至るまで、 残らず剣でなぎ倒される。 エジプトは荒廃し、周囲の国々も荒れはてる。 町々も廃墟となり、さらに廃墟と化した回りの町々が、 これを取り囲む。 わたしがエジプトに火をつけ、 その同盟国をも滅ぼす時、 彼らは、わたしが主であることを知る。 その時、わたしは早馬の使者を立ててエチオピヤ人をあわてさせる。エジプトの運命が定まる時、彼らは大きな恐怖に包まれる。このことは、すべて必ず起こる。」 神である主がこう語るからです。 「バビロンの王ネブカデネザルは、 大ぜいのエジプト人を殺す。 国々に恐れられる王とその軍隊は、 エジプトを破壊するために遣わされる。 彼らはエジプトを攻め、地を死体で覆う。 わたしはナイル川を干上がらせ、 国全体を悪人どもの手に渡す。 外国人の手を借りて、 エジプトとその中にあるすべてのものを滅ぼす。 神であるわたしが、こう語ったのだ。 わたしは、エジプトの偶像やメンピスの神々の像を 打ち壊す。 エジプトには王がいなくなり、無政府状態になる。 ナイル川上流のパテロスの町々、 ツォアンやテーベは、わたしの手で廃墟と化す。 またわたしは、エジプト最強のとりでペルシウムに 怒りを注ぎ、テーベの人々を絶ち滅ぼす。 わたしは必ずエジプトに火をつけ、 ペルシウムを痛みで苦しませ、テーベを引き裂き、 メンピスを連日、恐怖におののかせる。 ヘリオポリスとブバスティスの若い男たちは 剣で殺され、女たちは奴隷として連れ去られる。 わたしがエジプトの力を砕く時、 タフパヌヘスも暗黒の日となる。 暗雲が地を覆い、 娘たちはとりことして連れ去られる。 このようにして、エジプトをきびしく罰する時、 彼らはわたしが主であることを知る。」 それから一年後、すなわちエホヤキン王が捕囚となって十一年目(エルサレム陥落の年)の第一の月の七日、次のようなことばがありました。 「人の子よ。わたしはエジプト王の腕を打ち砕いた。その腕は手当てもされず、添え木も当てられなかったので、二度と剣を持つことができない。」 神である主が言います。「わたしはエジプト王を攻め、骨折した腕とともに、もう一方の丈夫な腕も砕き、その手から剣をたたき落とす。

エゼキエル書 30:3-22のビデオ