わたしは神にむかい声をあげて叫ぶ。 わたしが神にむかって声をあげれば、 神はわたしに聞かれる。 わたしは悩みの日に主をたずね求め、 夜はわが手を伸べてたゆむことなく、 わが魂は慰められるのを拒む。 わたしは神を思うとき、嘆き悲しみ、 深く思うとき、わが魂は衰える。 〔セラ あなたはわたしのまぶたをささえて閉じさせず、 わたしは物言うこともできないほどに悩む。 わたしは昔の日を思い、 いにしえの年を思う。 わたしは夜、わが心と親しく語り、 深く思うてわが魂を探り、言う、 「主はとこしえにわれらを捨てられるであろうか。 ふたたび、めぐみを施されないであろうか。 そのいつくしみはとこしえに絶え、 その約束は世々ながくすたれるであろうか。 神は恵みを施すことを忘れ、怒りをもって そのあわれみを閉じられたであろうか」と。 〔セラ その時わたしは言う、「わたしの悲しみは いと高き者の右の手が変ったことである」と。 わたしは主のみわざを思い起す。 わたしは、いにしえからの あなたのくすしきみわざを思いいだす。 わたしは、あなたのすべてのみわざを思い、 あなたの力あるみわざを深く思う。 神よ、あなたの道は聖である。 われらの神のように大いなる神はだれか。 あなたは、くすしきみわざを行われる神である。 あなたは、もろもろの民の間に、その大能をあらわし、 その腕をもっておのれの民をあがない、 ヤコブとヨセフの子らをあがなわれた。 〔セラ 神よ、大水はあなたを見た。 大水はあなたを見ておののき、淵もまた震えた。 雲は水を注ぎいだし、空は雷をとどろかし、 あなたの矢は四方にきらめいた。 あなたの雷のとどろきは、つむじ風の中にあり、 あなたのいなずまは世を照し、地は震い動いた。 あなたの大路は海の中にあり、 あなたの道は大水の中にあり、 あなたの足跡はたずねえなかった。 あなたは、その民をモーセとアロンの手によって 羊の群れのように導かれた。
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