わたしが天にのぼっても、あなたはそこにおられます。 わたしが陰府に床を設けても、 あなたはそこにおられます。 わたしがあけぼのの翼をかって海のはてに住んでも、 あなたのみ手はその所でわたしを導き、 あなたの右のみ手はわたしをささえられます。 「やみはわたしをおおい、 わたしを囲む光は夜となれ」とわたしが言っても、 あなたには、やみも暗くはなく、 夜も昼のように輝きます。 あなたには、やみも光も異なることはありません。 あなたはわが内臓をつくり、 わが母の胎内でわたしを組み立てられました。 わたしはあなたをほめたたえます。 あなたは恐るべく、くすしき方だからです。 あなたのみわざはくすしく、 あなたは最もよくわたしを知っておられます。 わたしが隠れた所で造られ、 地の深い所でつづり合わされたとき、 わたしの骨はあなたに隠れることがなかった。 あなたの目は、 まだできあがらないわたしのからだを見られた。 わたしのためにつくられたわがよわいの日の まだ一日もなかったとき、 その日はことごとくあなたの書にしるされた。 神よ、あなたのもろもろのみ思いは、 なんとわたしに尊いことでしょう。 その全体はなんと広大なことでしょう。 わたしがこれを数えようとすれば、 その数は砂よりも多い。 わたしが目ざめるとき、 わたしはなおあなたと共にいます。
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