民数記 24:15-25

民数記 24:15-25 口語訳

そしてこの託宣を述べた。 「ベオルの子バラムの言葉、 目を閉じた人の言葉。 神の言葉を聞く者、 いと高き者の知識をもつ者、 全能者の幻を見、 倒れ伏して、目の開かれた者の言葉。 わたしは彼を見る、しかし今ではない。 わたしは彼を望み見る、しかし近くではない。 ヤコブから一つの星が出、 イスラエルから一本のつえが起り、 モアブのこめかみと、 セツのすべての子らの脳天を撃つであろう。 敵のエドムは領地となり、 セイルもまた領地となるであろう。 そしてイスラエルは勝利を得るであろう。 権を執る者がヤコブから出、 生き残った者を町から断ち滅ぼすであろう」。 バラムはまたアマレクを望み見て、この託宣を述べた。 「アマレクは諸国民のうちの最初のもの、 しかし、ついに滅び去るであろう」。 またケニびとを望み見てこの託宣を述べた。 「お前のすみかは堅固だ、 岩に、お前は巣をつくっている。 しかし、カインは滅ぼされるであろう。 アシュルはいつまでお前を捕虜とするであろうか」。 彼はまたこの託宣を述べた。 「ああ、神が定められた以上、 だれが生き延びることができよう。 キッテムの海岸から舟がきて、 アシュルを攻めなやまし、 エベルを攻めなやますであろう。 そして彼もまたついに滅び去るであろう」。 こうしてバラムは立ち上がって、自分のところへ帰っていった。バラクもまた立ち去った。