知恵ある者は、はずかしめられ、 あわてふためき、捕えられる。 見よ、彼らは主の言葉を捨てた、 彼らになんの知恵があろうか。 それゆえ、わたしは彼らの妻を他人に与え、 その畑を征服者に与える。 それは彼らが小さい者から大きい者にいたるまで、 みな不正な利をむさぼり、 預言者から祭司にいたるまで、 みな偽りを行っているからである。 彼らは手軽に、わたしの民の傷をいやし、 平安がないのに、『平安、平安』と言っている。 彼らは憎むべきことをして、恥じたであろうか。 すこしも恥ずかしいとは思わず、 また恥じることを知らなかった。 それゆえ彼らは倒れる者と共に倒れる。 わたしが彼らを罰するとき、 彼らは倒れると、主は言われる。 主は言われる、わたしが集めようと思うとき、 ぶどうの木にぶどうはなく、 いちじくの木に、いちじくはなく、 葉さえ、しぼんでいる。 わたしが彼らに与えたものも、 彼らを離れて、うせ去った」。 どうしてわれわれはなす事もなく座しているのか。 集まって、堅固な町にはいり、 そこでわれわれは滅びよう。 われわれが主に罪を犯したので、 われわれの神、主がわれわれを滅ぼそうとして、 毒の水を飲ませられるのだ。 われわれは平安を望んだが、良い事はこなかった。 いやされる時を望んだが、かえって恐怖が来た。 「彼らの馬のいななきはダンから聞えてくる。 彼らの強い馬の声によって全地は震う。 彼らは来て、この地と、ここにあるすべてのもの、 町と、そのうちに住む者とを食い滅ぼす。 見よ、魔法をもってならすことのできない、 へびや、まむしをあなたがたのうちにつかわす。 それはあなたがたをかむ」と主は言われる。 わが嘆きはいやしがたく、 わが心はうちに悩む。 聞け、地の全面から、 わが民の娘の声があがるのを。 「主はシオンにおられないのか、 シオンの王はそのうちにおられないのか」。 「なぜ彼らはその彫像と、 異邦の偶像とをもって、わたしを怒らせたのか」。 「刈入れの時は過ぎ、夏もはや終った、 しかしわれわれはまだ救われない」。 わが民の娘の傷によって、わが心は痛む。 わたしは嘆き、うろたえる。 ギレアデに乳香があるではないか。 その所に医者がいるではないか。 それにどうしてわが民の娘は いやされることがないのか。
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