創世記 4:17-26

創世記 4:17-26 口語訳

カインはその妻を知った。彼女はみごもってエノクを産んだ。カインは町を建て、その町の名をその子の名にしたがって、エノクと名づけた。 エノクにはイラデが生れた。イラデの子はメホヤエル、メホヤエルの子はメトサエル、メトサエルの子はレメクである。 レメクはふたりの妻をめとった。ひとりの名はアダといい、ひとりの名はチラといった。 アダはヤバルを産んだ。彼は天幕に住んで、家畜を飼う者の先祖となった。 その弟の名はユバルといった。彼は琴や笛を執るすべての者の先祖となった。 チラもまたトバルカインを産んだ。彼は青銅や鉄のすべての刃物を鍛える者となった。トバルカインの妹をナアマといった。 レメクはその妻たちに言った、 「アダとチラよ、わたしの声を聞け、 レメクの妻たちよ、わたしの言葉に耳を傾けよ。 わたしは受ける傷のために、人を殺し、 受ける打ち傷のために、わたしは若者を殺す。 カインのための復讐が七倍ならば、 レメクのための復讐は七十七倍」。 アダムはまたその妻を知った。彼女は男の子を産み、その名をセツと名づけて言った、「カインがアベルを殺したので、神はアベルの代りに、ひとりの子をわたしに授けられました」。 セツにもまた男の子が生れた。彼はその名をエノスと名づけた。この時、人々は主の名を呼び始めた。

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